カナダの3月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.9%上昇し、前年比のインフレ率は2.4%となった。上昇の主因は、ガソリン価格の上昇(自動車燃料の値上がり)と輸送コスト(移動や物流にかかる費用)の増加だった。
食品とエネルギーを除くインフレ率(変動が大きい品目を除いて基調をみる指標)や、カナダ銀行(中央銀行)が重視するコア指標(CPIトリム、CPIメディアンなど、極端な値動きをならして基調を示す指標)を含め、コアインフレ指標は鈍化した。食品とエネルギーを除くインフレ率は前年比2.0%を下回った。
CPIの品目バスケット(家計が購入する品目の構成)で、前年比3.0%を上回る品目の割合は3月に低下した。コアインフレの3カ月年率換算(直近3カ月の動きを年率に直した勢い)は1.6%だった。
エネルギー価格の上昇が波及するため、総合インフレ率(ヘッドライン、全品目ベース)が直近トレンドを上回る状況は春先まで続く見通しだ。カナダ銀行は次回の政策金利決定で、慎重で忍耐強い姿勢を維持すると見込まれる。