RBCのアビー・シュウ氏:カナダのインフレ率は前年比2.4%に上昇、エネルギー主導で基調的な物価圧力は総じて緩和

    by VT Markets
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    Apr 20, 2026

    カナダの総合消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.4%に上昇した。上昇の主因は、中東情勢に伴うエネルギー価格の上昇と、税制要因の影響だ。

    カナダ銀行(中央銀行)が重視するコア指標(CPIトリム、CPIメディアンなど)は、基調インフレ(景気の強さを反映する持続的な物価上昇圧力)が和らいでいることを示した。これらの指標は、税率変更の影響や、変動が大きいエネルギー価格の急な上下を除いて、物価の基調を見やすくしている。

    基調インフレは鈍化

    CPIトリム(極端に値動きした品目を除いて平均を出す指標)、CPIメディアン(品目別の上昇率の中央値を使う指標)、住居費を除くサービスのトリムの平均は、3カ月移動平均を年率換算したベースで1.7%となった。2026年に入ってから、前月比で「通常より大きい」値上げとなった品目の割合は低下している。

    一方で、食料品価格や家賃など一部は前年同月比で約4%の上昇が続いている。3月のデータは、原油高によって当面の総合インフレ率が押し上げられる可能性はあるものの、幅広い品目に値上げ圧力が広がっている状況ではないことを示す。

    カナダドルと金利への示唆

    さらに、カナダの金融政策が緩和寄り(ハト派:利下げや緩和に前向き)になりやすい見通しは、米国の状況と対照的だ。米連邦準備制度理事会(FRB)関係者は、コアインフレ(変動の大きい品目を除いた物価指標)が約2.8%付近にある中で慎重姿勢を崩していない。こうした政策の方向性の違いは、カナダドルの下押し要因になりやすい。投資家は、米ドル/カナダドル(USD/CAD)の上昇に備える戦略、例えば同通貨ペアのコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買う権利)購入などを検討したい。

    2025年のインフレ上振れ局面での対応を振り返ると、カナダ銀行は一時的な総合指数の振れよりも、基調の動きを優先してきた。2026年は、CPIの構成品目のうち異常に大きな値上げとなった割合が低下しており、物価上昇が落ち着く流れが続いているとの見方を補強する。この過去の例は、当面の総合CPIの上振れを「一時的」とみなす可能性を支える。

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