カナダの3月の消費者物価指数(CPI、生活に必要なモノやサービスの値段の平均的な動き)上昇率は、前年同月比で2.4%となり、2月の1.8%から伸びた。統計局(Statistics Canada)が発表した。市場予想の2.5%を下回った。前月比では0.9%上昇し、2月の0.5%上昇から加速したものの、予想の1.1%には届かなかった。
カナダ銀行(中央銀行)が重視するコアCPI(食品とエネルギーの影響を除いて、基調的な物価の動きを見やすくした指標)は前年同月比2.5%上昇し、2月の2.3%から上昇した。米ドル/カナダドル(USD/CAD)は発表直後の反応は限定的で、1.3700近辺で推移した。
発表前の市場予想は、CPIが前月比1.1%、前年同月比2.5%だった。コア指標は、前月比0.3%(前回0.4%)、前年同月比2.4%(前回2.3%)が見込まれていた。
カナダ銀行は3月18日、政策金利(景気や物価を調整するための基準となる金利)を2.25%に据え置いた。過去2年間で累計2.75%分の利下げを行ってきた。
ほかの直近データとして、2025年10〜12月期に景気が0.2%縮小し、1月の国内総生産(GDP、国内で生み出された付加価値の合計)が前月比0.1%増にとどまったことが挙げられた。市場では、12月までに約40bp(bp=0.01%の金利単位。40bpは0.40%)の利上げが織り込まれているとされた。
USD/CADの水準としては、1.3650〜1.3670が下値のめど(サポート、下げ止まりやすい水準)で、次に1.3525が意識されるとされた。上値のめど(レジスタンス、上げにくい水準)は1.3735、1.3790近辺、1.3875前後が示された。