ユーロ/ドルは反発も調整の可能性 4月のECB利上げ観測は後退、6月は依然織り込み 当局者は選択肢を再検討

    by VT Markets
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    Apr 16, 2026

    EUR/USDは3月の下げをすべて取り戻し、1.18近辺まで戻した。市場がECB(欧州中央銀行)の4月利上げ観測を弱めた一方、6月の利上げは依然として織り込み済みだ。

    ECBは複数のシナリオを見極める間、利上げの選択肢を残すとみられる。3月19日のECB理事会の議事要旨が公表予定で、その後ワシントンで複数のECB関係者が発言する見通しだ。

    INGは、足元の1.18近辺でEUR/USDを買うことに慎重だ。悪材料が出れば、1.1700方向へ戻す可能性があるとみている。

    記事は人工知能(AI。文章作成などを自動で行う技術)ツールを使って作成され、編集者が確認したとしている。

    2025年のこの時期を振り返ると、ECBの4月利上げを市場がいったん脇に置き、EUR/USDは1.18まで回復した。ECBは織り込まれていた6月利上げを実施したが、現在の状況は大きく異なる。いまは中央銀行の金融政策(政策金利を上げ下げして景気や物価を調整すること)の方向性がはっきり分かれている。

    現在、EUR/USDは1.0850近辺で推移し、議論は利上げから利下げの時期とペースへ移った。直近のユーロ圏の2026年3月のインフレ率(物価上昇率)は2.6%と予想よりやや高かったが、ピークから低下基調が続いている。一方、米国のインフレ率は3%超で高止まりしており、FRB(米連邦準備制度理事会)は様子見になりやすい。

    デリバティブ(株や為替などの値動きから価値が決まる金融商品)取引では、この政策の差が方向性の売買機会につながる。ECBの利下げがFRBより先になるとみられるなか、6月満期で権利行使価格(あらかじめ決めた売買レート)1.0700近辺のEUR/USDプット・オプション(将来、決めたレートで売る権利)を買うのは、下落に備える分かりやすい手段だ。オプションの購入は、最大損失が支払ったプレミアム(オプションの代金)に限定される。

    ボラティリティ(価格の振れやすさ)も重要だ。EUR/USDのインプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される予想変動率)は、年初の6%程度の低水準から7.8%に上がった。大きな動きの前にしばらく横ばいとみる場合、ストラングル(離れた2つの行使価格でコールとプットの両方を組み合わせる戦略)を売る、つまりアウト・オブ・ザ・マネー(現時点では利益が出ない水準の)プットとコールを売る方法が考えられる。この戦略は、通貨ペアが一定のレンジ内に収まる限り、時間の経過でオプション価値が減ること(タイム・ディケイ)から収益を狙う。

    2025年に1.18までの上昇を追いかけることに慎重だったのと同様、いまも材料の変化がないままの大きな反発には注意が必要だ。ユーロ安を見込むポジションの主なリスクは、米国の経済指標が急に悪化し、FRBの利下げ観測が一気に強まることだ。その場合、EUR/USDが急騰してショート(下落を見込む売り持ち)を締め上げる展開になり得る。

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