ドイツ銀行:S&P500、3月安値から回復し、7,000ポイントの過去最高値を10%上回る

    by VT Markets
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    Apr 16, 2026

    S&P500種株価指数は、3月30日に付けた8カ月ぶり安値(6,343.7)から11営業日で10%超上昇し、7,000を上回って引けた。終値は0.80%高の7,023で、最高値を更新した。

    過去の類似局面では、下落による平均的な悪影響は15日続き、元の水準へ戻るまでさらに15~20日かかることが多い。今回は、下落の大きさは過去比較で75%点(上位25%)をやや超えた一方、底打ちは平均より約1週間遅れ、回復は平均より約1週間早かった。

    ナスダック総合指数は1.59%高で最高値。「マグニフィセント・セブン(米大型ハイテク7社)」は2.48%上昇した。業種別では、自動車が6.59%高、ソフトウエアが4.29%高、テクノロジー・ハードウエアが1.57%高、一般消費財・サービスが1.42%高だった。

    景気の影響を受けやすい企業(景気敏感株)のうち、設備投資に近い分野は出遅れた。資本財(工場設備などの投資に使う製品)が1.73%安、素材(化学・金属などの原材料)が1.29%安だった。銀行決算も株価を支え、モルガン・スタンレーは4.52%高、バンク・オブ・アメリカは0.97%高となった。足元のエネルギー価格上昇への言及も見られた。

    現在はボラティリティ(価格変動の大きさ)が低く、VIX(S&P500の予想変動率を示す指数)は14前後で推移している。このため地政学リスクの急な高まりは投資機会とみなし、ボラティリティを売る(オプションのプレミアムを受け取る)戦略を準備したい。具体的には、SPX(S&P500指数オプション)やQQQ(ナスダック100連動ETF)の「アウト・オブ・ザ・マネー(現値から離れた権利行使価格)」のプット・スプレッド(プットを組み合わせ、損益範囲を限定する取引)を売る。春の局面が示したのは、パニックは短期で収まり、インプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される予想変動率)は想定より早く低下しやすい点だ。

    昨年の回復スピードは、個別株の現物を買うだけでなく、オプションで上昇局面のリターンを増幅させる必要性も示す。ナスダック100では、短期のコール・スプレッド(コールを組み合わせ、利益とコストを抑える取引)が有力だ。「マグ7」が主導したような急反発では、底打ちが見えた後に確認を待つ時間は限られる。

    この見方は、2026年3月のCPI(消費者物価指数)が3.1%とやや強めでも変わらない。テクノロジー(IT)セクターは1-3月期も堅調な決算が続き、相場の主導役であり続ける可能性が高い。2025年は銀行の好決算が反発を支えたが、足元ではテックの業績の強さが同様の下支えになっている。

    2025年の上昇局面では、一般消費財が、産業寄りのセクターを上回る差が明確だった。よって下落局面を想定する場合も、ETF(上場投資信託)を絞ったオプション取引が有効で、素材(XLB)よりも一般消費財(XLY)を優先したい。こうした狙い撃ちは、回復局面の高ベータ(市場以上に動きやすい性質)を取り込みやすい一方、景気全体に均等には広がらない点を踏まえたものだ。

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