第1四半期(Q1)決算シーズンは好調な滑り出し、序盤の企業業績トレンドを示す注目ポイントを整理

    by VT Markets
    /
    Apr 16, 2026

    第1四半期(Q1)序盤の決算では、S&P500企業が市場予想を上回っている。エネルギーコスト上昇などのリスクがある中でも、売上高の上振れが目立つ。現時点でS&P500の32社が決算を発表した。

    この32社の合計では、利益(前年同期比)は+30.5%、売上高は+13.2%増。うち78.1%がEPS(1株当たり利益。企業の利益を発行済み株式数で割った指標)予想を上回り、84.4%が売上高予想を上回った。

    Early Season Earnings Strength

    金融セクターでは、S&P500に占める時価総額(市場で評価される企業価値)の34%分がすでに決算を発表。利益は+18.3%、売上高は+11.5%増で、EPS予想を上回った比率は90%、売上高予想を上回った比率は80%だった。

    Q1全体では、発表済みの実績と市場予想を合わせたベースで、S&P500の利益は+13.9%、売上高は+9.5%増が見込まれている。2025年Q4の利益+14.1%、売上高+9.1%増と比べると、伸びはほぼ同水準だ。

    JPMorganは利益が+12.6%、売上高が+10%増。純金利収入(貸出金利と預金金利などの差で得る収益)は+9%、貸出は+11%伸びた。Wells Fargoは利益+14.6%、売上高+6.4%増で、純金利収入は+5%、貸出は+11%増だった。

    Zacksの「投資銀行・運用会社」業界は、利益+19.7%、売上高+10.5%増が見込まれている。金融セクターのQ1利益は+26.7%、売上高は+9.8%増の予想で、前期(利益+17.3%、売上高+7.4%増)から加速する見通しだ。

    Sector And Market Implications

    金融は、S&P500の予想向こう12カ月利益(今後12カ月の利益見通し)に占める割合が17.2%。3月初め以降、エネルギーの利益見通しが上昇し、ほか8セクターでも見通しが上向いた。

    WTI原油(米国産原油の代表的な指標価格)は1バレル95ドルを上回って推移しており、年初からの上昇が大きい。2026年3月の失業率は3.6%と低水準で横ばいとなり、消費と企業需要の底堅さを示した。

    VIX(株式市場の予想変動を基にした「恐怖指数」。数値が高いほど不安が強い)は、3月の高値から低下し、足元は16前後。短期的な急落への警戒が弱まっていることを示す。変動が小さい局面は、現金担保付きプット売り(株価が下落しても買い付け資金を確保したうえで、株を一定価格で買う義務を負う取引。保険料に当たるプレミアムを得る)といった戦略が使われやすい。

    金融セクターは先導役。JPMorganに見られる貸出の伸びや、銀行の多くが利益予想を上回っている点が目立つ。2025年の金融は安定的だったが大きな上昇ではなかったため、今回の強さは「出遅れの巻き返し(キャッチアップ)」の可能性がある。金融ETF(上場投資信託。指数に連動し株式のように売買できる商品)に強気で方向性を取る取引も選択肢となる。

    さらに、地政学リスクがある中でも、多くのセクターで2026年通期の利益見通しが引き上げられている。これは企業の基調が想定以上に強いことを示すシグナルであり、大きな売り持ち(ショート。値下がりを見込んで売る取引)を積み上げる際は慎重であるべきだ。

    see more

    Back To Top
    server

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    すぐに私たちのチームとチャット

    ライブチャット

    次の方法でライブチャットを開始...

    • テレグラム
      hold 保留中
    • 近日公開...

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    テレグラム

    スマートフォンでQRコードをスキャンしてチャットを開始するか、 ここをクリックしてください.

    Telegramアプリやデスクトップ版がインストールされていませんか? Web Telegram をご利用ください.

    QR code