介入警戒感で円高進行、ドル安圧力でドル円は週安値近辺でもみ合い

    by VT Markets
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    Apr 16, 2026

    USD/JPYは木曜日のアジア時間に下落し、158.70~158.65へ軟化した。米ドルが弱含んだことで、火曜日に付けた週安値圏にとどまった。

    米ドル指数(主要通貨に対するドルの強さを示す指数)は、3月上旬以来の低水準近辺で推移した。市場では停戦期待や「イランとの戦争が終結に近い」との発言を受け、交渉継続の見方が広がり、ドル買い需要が後退した。

    原油と金融政策見通し

    原油は火曜日に付けた3週間安値近辺で推移し、インフレ懸念を和らげたことで、米連邦準備制度理事会(FRB:米国の中央銀行)が金融引き締めを強めるとの見方が後退した。円は、日本当局が円安を抑えるために為替介入(政府・日銀が為替市場で円を買う/売ること)に動くとの思惑から一定の支えを得た。

    一方、円高はホルムズ海峡のリスクや、イラン周辺での航行制限を巡る懸念により抑えられた。日本は中東からのエネルギー輸入への依存度が高く、原油供給の停滞は短期的に日本経済へ重荷となり得る。

    USD/JPYは先月、2025年7月以来の高値となる160円台半ばから反落して以降、およそ1カ月にわたり概ね同じレンジ内で動いている。米国の重要指標の発表が少ない中、FOMC(米金融政策を決める会合)のメンバー発言がドルの材料として注目された。

    金利差と介入リスク

    最新のデータでは、日米の金融政策の方向性の違い(政策金利の差)が再び拡大している。先週発表された2026年3月の米消費者物価指数(CPI:物価の動きを示す代表的指標)は前年同月比3.1%と市場予想を上回り、FRBが高金利を長く維持するとの見方を強めた。これを受け、米10年国債利回り(長期金利の代表)は4.50%を上回った。一方、日本の長期金利の目安は0.90%近辺にとどまり、差が際立っている。

    同時に、日本経済は弱さが目立つ。2026年1~3月期の実質GDP(国内総生産:経済規模を示す指標、速報値)は前期比で0.2%減となり、中東情勢によるエネルギー輸入コスト高が主因の一つとされた。景気が弱い局面では日銀(日本の中央銀行)が金融引き締めを進めにくく、円は「キャリートレード」(低金利通貨で資金を調達し高金利通貨で運用する取引)の対象になりやすい。

    USD/JPYの上昇局面で最大のリスクは、日本当局による直接介入で、相場が急落する可能性がある点だ。2026年2月には一時的な介入で1日で約400pips(為替レートの小さな変化幅を表す単位)下落したが、数週間で上昇基調が戻った。つまり介入は脅威だが、金利差などの要因が強い場合、効果が長続きしにくいことも示している。

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