EUR/USDは木曜のアジア時間早朝の取引で、1.1805近辺まで上昇した。米国とイランの停戦をめぐる楽観が広がり、投資家のリスク選好(リスクの高い資産を買う姿勢)が改善したことで、ユーロはドルに対して上昇した。
市場参加者は、米国とイランの追加協議が続くとの見方から、よりリスクの高い資産に資金を移した。AP通信は水曜、両国が停戦延長と、より長期の和平に向けた交渉再開に近づいていると伝えた。一方で、ホルムズ海峡周辺では緊張が続いている。
原油安は、インフレ懸念(物価上昇への警戒)の後退と結び付けられた。中東の衝突が和らぐ兆しとともに、リスク選好の改善が進んだ。
欧州中央銀行(ECB)では、政策担当者の間で4月会合で政策金利(中央銀行が金融政策として決める短期金利)を据え置く方向の見方が優勢だった。ラガルド総裁は、金利運営について「完全に機動的(状況に応じて柔軟)でなければならない」と述べ、利上げに偏った姿勢ではないとした。
市場の織り込み(市場参加者が将来の見通しを価格に反映させること)は年後半の引き締めをなお示していた。トレーダーは2025年に0.25%(25ベーシスポイント、bp。bpは金利の単位で0.01%)の利上げを2回予想していた。