スタンダード・チャータード銀行、日本の2026年成長率を0.7%、インフレ率を2.0%と予測 原油高と円安が押し上げ要因に

    by VT Markets
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    Apr 15, 2026

    スタンダード・チャータード銀行は日本経済の見通しを修正した。2026年の実質GDP成長率は0.7%へ引き下げ、消費者物価指数(CPI、消費者が買う品目の平均的な値上がり率)は2.0%へ引き上げた。背景には、原油高と円安によって輸入品が割高になり、交易条件(輸出で得られる収入に対して輸入に必要な支払いがどれだけ増えるか)が悪化する「交易条件ショック」がある。

    同行は、低成長とインフレ率上振れのリスクが強まったと指摘した。原油が1バレル(bbl)=100ドルの水準で推移し、円安が進むことで家計の購買力が落ち、消費が抑えられるとみている。

    2月の統計は景気回復の弱さを示し、3月は景況感が悪化したという。中東情勢の緊張が国内の景気の勢い(内需の回復力)を抑えているとした。

    スタンダード・チャータードは、日本銀行(BOJ、日銀)が追加の金融引き締め(政策金利の引き上げなど)を2026年7〜9月期(Q3)まで先送りすると予想する。足元のインフレは主に、海外要因による供給側の押し上げ(輸入コスト上昇など)で説明できるとしている。

    市場の織り込み(金融市場が金利変化の確率を価格に反映すること)もこの見方に近づいた。7月までに約27bp(ベーシスポイント、金利の0.01%に相当)の利上げが見込まれ、9月に追加で7bpが織り込まれている一方、4月利上げの期待は後退した。

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