豪ドル/米ドルは0.7140へ上昇、米・イラン対話への期待と米PPI下振れでドル高一服

    by VT Markets
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    Apr 15, 2026

    AUD/USDは水曜日に上昇し、0.7140近辺で取引された。上昇率は0.28%。米国とイランが、2週間の停戦終了前に新たな協議を行う可能性があるとの報道が材料となった。

    報道によれば、ドナルド・トランプ米大統領は協議が早ければ今週にも再開し得るとの見方を示した。JD・バンス副大統領は、パキスタンで行われた初回協議で進展があったと述べ、今後数日内に追加協議が行われる可能性に言及した。

    米インフレ指標がドルの重しに

    米インフレ指標も米ドルの重しとなった。生産者物価指数(PPI、企業が出荷する段階の価格動向を示す物価指標)は3月に前月比0.5%上昇し、市場予想の1.2%を下回った。変動の大きい項目を除いたコアPPIは0.1%上昇。

    前年比ではPPIが4%と、予想の4.6%を下回った。これにより、米連邦準備制度理事会(FRB、米国の中央銀行)が追加の金融引き締め(利上げなどの景気抑制策)を行う必要性は低いとの見方が支えられた。

    豪州では、豪準備銀行(RBA、豪州の中央銀行)が慎重姿勢を維持。アンドリュー・ハウザー副総裁は、中東の戦争に関連するエネルギー危機やインフレ圧力の継続を理由に、先行き数カ月は厳しい局面になり得ると警告した。

    豪消費者信頼感は4月に悪化し、ウエストパック調査は12.5%低下。市場は、豪雇用統計と中国の成長指標を次の方向感の手掛かりとして注視している。

    Looking Back To April 2025

    2025年4月には、AUD/USDが0.7140付近へ持ち直す場面があった。米国とイランの緊張緩和期待と、米PPIが予想を下回ったことが背景で、米ドルが弱含み、豪ドルのようなリスク資産通貨への需要が強まった。

    RBAが当時警戒していたスタグフレーション(景気停滞と物価上昇が同時に進む状態)懸念は、その後1年にわたり根強い課題となっている。RBAは政策金利(キャッシュレート、豪州の短期金利の中心となる金利)を4.35%で長期間据え置いており、高金利環境は市場参加者にとってポジション(投資の持ち高)を維持するコストを意識させやすい。昨年のハウザー副総裁の慎重な発言は、RBAが金融緩和(利下げなどの景気刺激策)に踏み切りにくい姿勢を印象づけた。

    一方、直近の米消費者物価指数(CPI、消費段階の物価を示す指標)は2026年3月に予想を上回る前年比3.5%となり、FRBの利下げ観測が後退した。米景気の底堅さがドルの魅力を高め、AUD/USDには逆風となっている。これは2025年4〜6月期に見られた環境とは逆の構図だ。

    こうした材料が交錯するなか、市場ではどちらの方向にも大きく動く局面を想定した見方が増えている。RBAが金利を維持し、FRBの利下げが遅れるとの見方が広がる中、AUD/USDのオプション(将来の特定価格で売買する権利)のインプライド・ボラティリティ(市場が織り込む予想変動率)が上昇し、1カ月物は9.5%に近づいている。これは不確実性が高いことを示す。

    昨年注目された材料のうち、特に中国関連データは引き続き重要だ。中国の2026年1〜3月期のGDP(国内総生産、一定期間に国内で生み出された付加価値の合計)は予想を上回る5.3%だった一方、その後の鉱工業生産(工場などの生産活動)や小売売上高(消費動向)は予想に届かなかった。豪州最大の貿易相手国である中国の景気指標が強弱入り混じることで不透明感が増している。

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