NYMEX(ニューヨーク・マーカンタイル取引所)のWTI先物は、水曜日の欧州時間に序盤の下げを取り戻し、90ドル近辺で推移した。米紙ワシントン・ポストが「米政権は今後数日以内に中東へ追加で数千人規模の部隊を派遣する計画」と報じたことを受け、価格は上向いた。
一方、米国とイランが恒久的な停戦に向け、パキスタンで協議を再開する準備を進めているとの報道もあり、原油相場の先行きは不透明なままだ。ドナルド・トランプ米大統領はABCニュースに対し、2週間の停戦を延長する必要はないとの見方を示し、今後2日以内に何らかの発表がある可能性を示唆した。
執筆時点でWTIは90ドル近辺で取引されているが、20日指数平滑移動平均(EMA:直近の価格ほど比重を置いて算出する移動平均)である92.36ドルを下回っている。相場の過熱感を示す相対力指数(RSI:一定期間の上げ下げの強さから買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標、14日)は49近辺。
20日EMA(92.36ドル)が最初の上値抵抗(レジスタンス:上昇を抑えやすい目安)となる。これを上回れない場合、トレーダーは過去の下値の節目(スイング・ロー:直近の押し安値)である84.00ドル近辺を意識しやすい。
本レポートのテクニカル分析はAIツールの支援を受けて作成された。