今週、米ドル指数は98.00近辺で推移し、米ドルはG8通貨で最も軟調となっている

    by VT Markets
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    Apr 15, 2026

    米ドル指数(DXY)は98.00台前半で推移し、2月28日に中東戦争が始まって以来の安値水準となった。今週のG8通貨(主要8カ国の通貨)では、米ドルが最も弱い動きだった。

    DXYは今週約1%下落し、先週の停戦発表(戦闘の停止)以降では2%超下げている。市場は、米国とイランの和平協議(戦争を終わらせるための交渉)が近く再開する可能性に注目した。

    火曜日、ドナルド・トランプ米大統領はニューヨーク・ポスト紙のインタビューで、イランとの交渉が近く再開する可能性があると述べた。イラン側はコメントしなかった一方、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、協議は今週中に再開する可能性が高いとの見方を示した。

    3月の米生産者物価指数(PPI、企業が出荷する段階での価格=卸売段階の物価)では、工場出荷段階の前年同月比インフレ率が2月の3.4%から4.0%に上昇した。ただし、市場予想の4.6%は下回った。

    食品とエネルギーを除いたコアPPI(価格変動が大きい品目を除き、基調的な物価をみる指標)は前年同月比3.8%で、2月から横ばい。市場予想の4.2%を下回った。

    昨年の同時期である2025年4月、DXYが98.00まで下落した局面を振り返ると、現在の市場の道筋が見えやすい。当時は、和平によって投資家がリスクを取りやすくなる「リスクオン(安全資産より株式などを選好)」のムードと、弱いインフレ指標が重なり、足元と似た構図だった。先週、南シナ海の海上の緊張が和らぎ(軍事的対立の激化リスクが低下)DXYは足元で101.50をやや下回る水準にあるが、同様の下押し圧力がかかりやすいとみられる。

    2025年は予想より弱いPPIも重なり、FRB(米連邦準備制度理事会)への利上げ圧力が和らいだ。今回は2026年3月の米消費者物価指数(CPI、家計が購入する品目の物価)が2.9%となり、予想の3.0%にわずかに届かず、インフレ鈍化は2カ月連続となった。この結果、FF金利先物(政策金利の見通しを反映する先物)では、夏の利上げ確率は20%程度に低下し、先月の50%超から大きく下がっている。

    2025年のイラン停戦時に重要だった点は、通貨の変動の大きさ(ボラティリティ)が急低下したことだ。CME(米先物取引所)算出のCVOL米ドル・ボラティリティ指数(米ドルの将来の値動きの大きさを示す指標)は、2025年の和平協議発表後の1週間で約15%低下した。足元でも同様にボラティリティが縮小しており、1カ月前よりオプション(あらかじめ決めた価格で買う・売る権利)を使った戦略を実行しやすい環境になっている。

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