米ドル/カナダドル(USD/CAD)は月曜日に約0.40%下落し、1.3790近辺となった。原油高でカナダドルが買われ、米ドルが軟化したためだ。通貨ペアは1.3840を下抜けて週の安値を更新し、4月上旬に1.3950方向へ進んだ動きの大半を打ち消した。これにより、週足で2週連続の下落となる展開が視野に入った。
WTI(米国産原油の代表的な指標)は最大9%上昇し、1バレル=105ドルを上回った。トランプ大統領がホルムズ海峡の米国による封鎖を発表したことが材料となった。同航路は、米国とイランの協議がパキスタンで決裂した2月下旬以降、事実上閉鎖されている。
エネルギー価格がカナダドルを押し上げ
エネルギー価格の上昇がカナダドルを支えた。カナダ銀行(BoC、カナダの中央銀行)は3月、翌日物金利(短期の政策金利)を2.25%に据え置いた。次回のBoC決定は4月29日で、金融政策報告書(先行き見通しや分析をまとめた公式レポート)も公表される。
米国の3月PPI(生産者物価指数:企業が出荷段階で受け取る価格の変化を示すインフレ指標)は、前月比1.2%(前回0.7%)、前年比4.6%(前回3.4%)が予想されている。データは4月28〜29日のFOMC(米国の金融政策を決める会合)を前に発表される。
テクニカル面では、USD/CADは1.3792近辺で推移し、5分足の200EMA(指数平滑移動平均線:直近の価格に比重を置く移動平均)である1.3819を下回った。ストキャスティクスRSI(買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)は84近辺。4時間足では200EMAの1.3791近辺で、サポート(下値の目安)は1.3790と1.3680。日足では50日EMA(1.3773)がサポート、200日EMA(1.3815)がレジスタンス(上値の目安)として意識された。