ソシエテ・ジェネラルのデブ・アシシュ氏、コロンビア世論調査は右派の決選投票進出を示唆—市場は慎重姿勢へ

    by VT Markets
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    Apr 14, 2026

    ソシエテ・ジェネラルは、2026年5月31日の投票を前にコロンビア大統領選を分析した。世論調査では決選投票となる可能性が高く、第2回投票では、右派が一本化できれば「歴史的協定(Historic Pact)」の候補グスタボ・セペダより優位になりやすい。

    同社ノートによると、パロマ・バレンシアとデ・ラ・エスプリエジャはいずれも、決選投票の想定シナリオでセペダを上回る結果となっている。最大のリスクは、右派の分裂が続くことだとしている。

    Runoff Dynamics And Polling

    バレンシアへの支持は、態度未定の有権者(投票先を決めていない層)が彼女に集まりつつあり、上向いているとされる。一方、セペダの支持は伸びが限界に近い状況だという。

    勝敗の見通しはバレンシアがわずかに有利とされるが、世論調査の信頼性はCNE(Consejo Nacional Electoral=国家選挙管理当局)による調査(捜査)で影響を受けている。ノートはまた、制度面と財政面のストレスが高い状態にあると指摘する。具体的には、中央銀行をめぐる緊張や、財政余力(追加の支出や減税を行える余地)の乏しさがあり、これがコロンビア資産に対する市場の慎重姿勢につながっている。

    政治リスクの高まりを受け、市場が見込む将来の変動率(インプライド・ボラティリティ=オプション価格から逆算される予想変動の大きさ)は全体に上昇し、特にUSD/COP(米ドル/コロンビア・ペソ)の通貨オプションで顕著だ。ペソは今四半期に3%超下落し、投資家が安全志向を強める中で4,100近辺で推移している。さらに不安定化するとみる投資家は、USD/COPのコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買う権利)を買うことで、ペソ安が進んだ場合の上昇(ドル高・ペソ安)に備えられる。特に歴史的協定の候補が勢いを増す場合、ペソの下落が加速する可能性がある。

    株式では、コロンビアの主要株価指数COLCAPは中南米で相対的に弱く、年初来で約5%下落する一方、ブラジルのボベスパ指数はプラス圏にある。これは、勝者が誰であっても、財政と制度運営への不安が残ることを反映している。コロンビア株式市場ETFのプットオプション(将来、あらかじめ決めた価格で売る権利)を買うことは、選挙結果が市場予想に反して悪材料となる場合の保険(ヘッジ)として有効となり得る。

    Rates Credit And Volatility

    国債市場の信用リスク指標として使われるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ=債務不履行に備える保険のような取引)では、5年物スプレッド(保険料に相当)が年初来で25bp(ベーシス・ポイント=0.01%)上昇している。これは、債券投資家がすでに信用不安の確率上昇を織り込み始めていることを示す。

    中央銀行は、インフレ率が5%を上回って高止まりしているため、景気を下支えする余地が小さい。こうした環境は政治ニュースへの市場の反応を大きくし、世論調査の小さな変化でも相場が大きく動きやすい。したがって、上か下かに賭ける単純な方向性の取引はリスクが高く、ロング・ストラドル(同じ権利行使価格・同じ満期のコールとプットを同時に買い、価格変動の大きさから利益を狙う戦略)のように変動から収益機会を得る手法の方が妥当な場合がある。

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