IMF(国際通貨基金)は火曜日に「世界経済見通し(World Economic Outlook)」を公表する予定で、世界の成長率見通しが引き下げられるとみられる。IMF専務理事のクリスタリナ・ゲオルギエワ氏は、エネルギー価格高騰という「エネルギーショック」から迅速に平常化する最も楽観的な前提でも、世界の成長率は下方修正されると述べた。
ゲオルギエワ氏はまた、財政余力の乏しさにも言及した。これは政府債務(国の借金)の増加と、利払い費(利息の支払い)の拡大に関連する。借入コスト(金利)が上がる局面では、政府財政に圧力がかかることを示唆している。
Imf Reports In Focus
IMFは火曜日に「世界金融安定報告書(Global Financial Stability Report)」、水曜日に「財政モニター(Fiscal Monitor)」も公表する。これらの報告書は、政府債務の持続可能性(借金を無理なく返し続けられるかどうか)を評価する内容となる見込みだ。
指摘されるリスクは、エネルギーショックが「財政ショック」に転じることだ。つまり、金利上昇による借入コストの増加が、すでに余裕の乏しい政府財政に重なって負担を増幅させる、という構図である。さらに、国債などの政府債務が、価格変動に敏感なヘッジファンド(値動きに応じて保有を増減しやすい投資ファンド)により保有される比率が高まっている点も要因として挙げられている。
VT Marketsのライブ口座を開設 し、取引を開始 する。