アジア時間、ユーロ/円は186.60円近辺で推移 米・イラン協議決裂でユーロ買い意欲が後退し軟調

    by VT Markets
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    Apr 13, 2026

    EUR/JPYは週明け月曜のアジア時間、186.60近辺で上値の重い展開となり、先の下落後は186.50近辺で推移した。米国のJD・バンス副大統領が、イスラマバードで行われた米国とイランの協議が21時間の交渉の末に合意に至らず終了したと確認し、ユーロは弱含んだ。

    米国のドナルド・トランプ大統領は、ホルムズ海峡を出入りする全ての船舶を封鎖すると述べた。米中央軍は、米東部時間の月曜午前10時(GMT14:00)から、イランの港湾への往来を含む海上交通を狙った作戦を実施すると確認した。

    中央銀行の見通しと金利経路

    ノルデアは停戦前の見通しとして、欧州中央銀行(ECB)が6月から0.25%(25bp=0.25%ポイント)ずつ4回利上げすると予測していた。その後、この見方には下振れリスクがあるとしつつも、物価の押し上げ圧力が続いていると指摘した。

    EUR/JPYの下値は、原油高に伴う景気停滞と物価上昇の同時進行(スタグフレーション)懸念で円が弱いままなら、限られる可能性がある。エネルギーコスト上昇は、日本銀行の早期利上げ観測も押し上げ、4月28日の決定会合を前に意識されている。

    日銀の「さくらレポート」は、4月6日の支店長会議後、委員がインフレ上振れリスク(物価が想定以上に上がるリスク)と成長下振れリスク(景気が弱くなるリスク)を比較して議論したとした。全国9地域はいずれも、景気が「緩やかに回復」「持ち直し」「緩やかに持ち直し」と報告した。

    エネルギーショック局面の売買とヘッジ

    直ちに影響が出やすいのはエネルギー価格で、原油先物などを材料に取引機会が生まれやすい。ホルムズ海峡は世界の石油供給の約2割が通過するとされ、封鎖は供給懸念(供給が減る不安)を強めやすい。

    EUR/JPY自体は、両通貨に逆風があり方向感が出にくい。ユーロは「リスク回避」(投資家が危険資産を避ける動き)で売られやすい一方、円は日本がエネルギー輸入国であることから原油高で下押しされやすい。この綱引きで値動きが読みづらく、特定の方向に賭けるより、価格帯の大きな変動に備える戦略が相対的に有効になり得る。

    また、中央銀行の政策の差(金融政策の方向性の違い)が広がる可能性にも注意が必要だ。ECBはエネルギーショックによる景気悪化を避けるため利上げペースを落とす可能性がある一方、日銀は輸入物価上昇によるインフレに対応して引き締め(利上げなど)圧力が強まる可能性がある。これは2023年ごろに見られた構図と異なり、中期的にはEUR/JPYの重しになり得る。

    最後に、欧州はエネルギーへの依存度が高く、域内成長へのリスクは大きくなっている。欧州景気の悪化に備えるヘッジ(損失を抑えるための取引)として、Euro Stoxx 50など主要欧州株価指数に対するプットオプション(一定価格で売る権利)を使う方法が考えられる。

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