S&P500種指数は金曜日、8営業日連続の上昇を確保しようとした。昼時点で0.2%高だったが、午後遅くには0.1%安に転じた。
直近8営業日で、指数は3月30日の安値から約8%上昇した。上昇の背景には、火曜夕方に出た停戦呼びかけや、週末に米国とイランが協議するとの期待があった。
地政学的な動きと市場の反応
米副大統領のJD・バンス氏が、イランとの合意の可能性を探るため、他の米交渉団とともにイスラマバード(パキスタンの首都)へ向かっていると報じられた。一方、イスラエルによるレバノン爆撃や、イラン国会議長モハンマド・ガリバフ氏が提示した条件が障害として挙げられた。
未確認情報として、米国がカタールにあるイラン資金70億ドルの凍結を解除したとの報道があった。さらに、イランは「10項目計画」の条件が満たされるまで、ホルムズ海峡(中東の主要な石油輸送の要所)を概ね封鎖しているとも報じられた。
午後の段階で上昇していたのはテクノロジーと素材のみで、エネルギー、金融、ヘルスケアは下落した。ナスダック総合指数は0.2%高、ダウ工業株30種平均は0.5%安だった。
3月のCPI(消費者物価指数。家計が購入するモノやサービスの価格上昇率)は前年同月比で2.4%から3.3%に加速し、エネルギーは10.9%上昇した。コアCPI(変動の大きい食品とエネルギーを除いた物価)は2.6%へ上昇した。ミシガン大学消費者態度指数(消費者心理の調査)は53.3から47.6へ低下し、1年先の期待インフレ率(今後1年の物価上昇予想)は3.8%から4.8%へ上昇した。
指数は7営業日で約500ポイント上昇し、6,800を上回る水準で推移した。RSI(相対力指数。買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は60だった。節目として7,000と6,720が挙げられた。