米イラン協議がパキスタンで進展し市場心理が改善、米3月インフレが予想通りで懸念後退—ポンド/ドル上昇

    by VT Markets
    /
    Apr 11, 2026

    GBP/USDは金曜日、米国とイランの協議がパキスタンで始まり、投資家のリスク選好(安全資産よりも株式や高金利通貨などを選ぶ姿勢)が改善したことを受けて上昇した。通貨ペアは1.3461で取引され、0.20%高となった。

    米国のインフレ率は3月に市場予想どおり上昇した。市場は今回の上昇を一時的な動きと受け止めた。

    Risk Appetite And Sterling Support

    中東の和平交渉への期待が、リスク資産への需要を支えた。これがポンド(英国通貨)を対米ドルで押し上げた。

    2025年にも、米国とイランの協議を背景にリスク選好が改善し、GBP/USDが上昇した局面があった。しかし現在は、ここ数カ月で交渉が停滞しており、楽観は後退している。これは、昨年見られた「地政学がポンドを支える」状況が薄れていることを示す。

    昨年は「米国のインフレ上昇は一時的」という見方があったが、その後の結果は異なった。今週発表された2026年3月の米国CPI(消費者物価指数=家計が購入するモノやサービスの価格の変化を示す指標)では、総合インフレ率が3.1%となり、市場が織り込んでいた2.8%を上回った。インフレが続くことで、FRB(米連邦準備制度理事会)がタカ派(利上げや高金利を維持しやすい姿勢)を維持するとの見方が強まり、米ドルの支援材料になっている。

    一方で英国のインフレはよりはっきりと鈍化しており、最新の数値は2.3%まで低下し、BOE(イングランド銀行)の目標に近い。こうしたインフレ動向の違いは、BOEが米国より早く利下げに動く余地があることを示す。金融政策の差が、GBP/USDに下押し圧力を与えている。

    Positioning And Volatility Signals

    この環境では、トレーダーは「ポンド安・ドル高」に備えたポジション(相場観に沿った保有)を検討したい。GBP/USDの1カ月インプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される予想変動率)は、ここ数週間で約7%から9.5%へ上昇しており、不確実性の高まりを映している。プットオプション(下落時に利益が出やすいオプション)の購入や、プットスプレッド(複数のプットを組み合わせ、コストを抑えつつ下落に備える手法)は、プレミアム(オプション料)の上昇に配慮しながら下落局面を狙う方法になり得る。

    最新のCMEデータ(シカゴ・マーカンタイル取引所の統計)でもこの流れが確認でき、投機筋のポンドのネット・ショート(買いより売りが多い状態)が2025年第4四半期以来の高水準に増えた。市場は、FRBが金利を据え置き、BOEが金融緩和(利下げなど)に動く展開を強く織り込んでいる。この基礎要因(ファンダメンタルズ)を踏まえると、昨年この時期に見られた1.3400近辺への反発よりも、下値支持線の試しが起きる可能性が高い。

    see more

    Back To Top
    server

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    すぐに私たちのチームとチャット

    ライブチャット

    次の方法でライブチャットを開始...

    • テレグラム
      hold 保留中
    • 近日公開...

    こんにちは 👋

    どうお手伝いできますか?

    テレグラム

    スマートフォンでQRコードをスキャンしてチャットを開始するか、 ここをクリックしてください.

    Telegramアプリやデスクトップ版がインストールされていませんか? Web Telegram をご利用ください.

    QR code