スコシアバンクのストラテジスト:ユーロ/ドルは1.17近辺で持ち合い、センチメント・金利・オプションに支えられ上振れリスク

    by VT Markets
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    Apr 10, 2026

    EUR/USDは、地政学リスク(国際情勢の緊張)が和らいだことを背景とした最近の上昇後、1.17近辺で方向感なく推移している。金曜日の北米時間は、米ドルに対して0.1%高で取引が始まった。

    リスクリバーサル(通貨オプションで、上昇に備えるコールと下落に備えるプットの需要差を示す指標)が改善し、ユーロ下落への保険(下落に備えるプット需要)が弱まっている。これにより、相場がファンダメンタルズ(景気・金利・金融政策などの基礎要因)に再び左右されやすくなる、という見方が示されている。

    Near Term Drivers For Eurusd

    金利差(米国とユーロ圏の国債利回りの差)は、短期的にユーロを下支えするとされ、EUR/USDの上振れリスクにつながるとされる。

    短期のテクニカル指標(価格データから相場の勢いを判断する手法)は強気で、RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は50を上回っている。3月中旬にはRSIが20付近まで低下していた。

    上値の抵抗は1.18手前まで限定的とされ、同水準は2月後半に価格が滞留しやすかった水準と説明されている。短期の想定レンジは1.1680~1.1780。

    Options Positioning And Trade Ideas

    かつてユーロを支えた金利差は、現在は米ドルに有利に働いている。米10年国債と独10年国債(ブント)の利回り差が、底堅い米景気を背景に約200bp(ベーシスポイント=0.01%)近くまで拡大している。これにより、利回りを重視する投資家にとってドル建て資産の魅力が増している。

    最新データもこの差を裏付ける。2026年3月の米雇用統計(就業者数や雇用者数の増減を示す主要指標)は25万人超の増加と強く、FRB(米連邦準備制度理事会)がタカ派(利下げに慎重で、引き締め寄り)姿勢を維持しやすい。一方、ECB(欧州中央銀行)は慎重で、ユーロ圏の3月インフレ率は2.6%へ上昇したものの、成長見通しが弱い。こうした金融政策の差が、EUR/USDの下押し要因になっている。

    デリバティブ(金融派生商品:株・金利・為替などを元に作る取引)市場では、2025年の楽観は後退し、センチメントは反転。EUR/USDの1カ月物リスクリバーサルはプット(下落に備える権利)に傾き、トレーダーがユーロの追加下落に備えるための保険料(プレミアム)を支払っていることを示す。これは前年に見られた下落保険需要の鈍化とは対照的だ。

    この環境では、今後数週間のユーロ安に備える、またはユーロ安で利益を狙う戦略が選択肢となる。例えば、行使価格(権利を行使できる価格)1.0750または1.0700近辺のEUR/USDプットオプションを買うことで、1.0800のサポート(下値の目安)割れに備えやすい。より低コストなら、ベア・プット・スプレッド(プットを買い、別のより低い行使価格のプットを売ってコストを抑える組み合わせ)の構築が考えられる。

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