ニュージーランド準備銀行(RBNZ)のアンナ・ブレマン総裁は、中東の紛争が早期に解決すれば、ニュージーランドでは今年、国内の成長がより強まる可能性があると述べた。以前の利下げ(政策金利の引き下げ)が依然として景気を下支えしているとも語った。
紛争がどれだけ長引くのか、供給の混乱(物流の遅れや原材料不足など)を含め、どのような影響が出るのかは不透明だという。報道時点でNZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)は0.13%高の0.5830だった。
ニュージーランドドルの主な変動要因
ニュージーランドドル(NZD)は、ニュージーランド経済の状態とRBNZの金融政策(政策金利などの運営方針)の影響を受ける。中国の景気もNZDに影響し得る。中国はニュージーランド最大の貿易相手国であり、中国の需要が弱まると、ニュージーランドの輸出が減りやすい。
乳製品価格もNZDに影響する。乳製品はニュージーランドの主要輸出品で、価格が上がると輸出収入が増え、景気を支えやすい。
RBNZは中期的にインフレ率(物価上昇率)1〜3%を目標とし、2%近辺を目指している。金利が高いとNZDを支えやすく、金利が低いとNZDは弱くなりやすい。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利との差(米国との金利差)がNZD/USDの変動要因になる。
成長率、失業率、景況感などのニュージーランドの経済指標でもNZDは動く。投資家のリスク選好(安全資産よりリスク資産を選びやすい心理)が強い局面ではNZDが上がりやすく、市場が不安定な局面では下がりやすい。