地政学リスクを背景に米ドル買いが再燃、NZドル/米ドルは0.5830近辺で推移し上値を抑えられる

    by VT Markets
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    Apr 9, 2026

    NZD/USDは木曜日、0.5830近辺で推移した。地政学関連の報道を受け、ニュージーランドドルは小幅に持ち直した。一方で、投資家心理(リスク選好・回避のムード)が不安定なままだったため、安全資産とされる米ドルへの需要が再び強まった。

    米国・イラン・イスラエル間で停戦の枠組みに関する報道が出て、短時間だけ市場心理が改善した。ただ、条件がまとまらず、中東での軍事行動も続いたため、支援材料としての効果は薄れた。

    RBNZ インフレと成長の綱引き

    ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、物価上昇率(インフレ率)が目標レンジ(1〜3%)をやや上回る一方、景気(成長)が弱いという難しい状況にある。当局者は、エネルギー要因の値上がりは、他の品目・サービスへ波及しない限り(基調的な物価上昇に広がらない限り)、重視しすぎない可能性があるとしている。

    米連邦準備制度理事会(FRB)は、慎重さを保ちつつも引き締め寄りの姿勢を崩していない。国債利回りが高水準で推移していることも、米ドルの下支えとなった。FOMC議事要旨では、経済指標次第で判断する「データ重視」の姿勢が示され、原油高によるインフレ(物価上昇)リスクにも言及があった。

    4時間足チャートでは、NZD/USDは0.5822。20期間SMA(単純移動平均、直近20本の平均値)付近の0.5750と、100期間SMA付近の0.5780を上回った。RSI(相対力指数、買われすぎ・売られすぎを測る指標)は70近辺で、上昇の勢いは強いが過熱感も示した。

    上値抵抗(レジスタンス)は0.5839と0.5847、その上は0.5907、0.5930、0.5965。下値支持(サポート)は0.5816と0.5809、その下は0.5780と0.5750。

    基本シナリオ(市場見通し)

    地政学情勢が不安定なため、安全資産として米ドル買い需要が続くとみる。停戦への期待は一時的になりやすく、先行き不透明感が高い。こうした環境は、ニュージーランドドルのようなリスクに弱い通貨に下押し圧力となりやすい。

    FRBの強めの姿勢は米ドル高を後押しする。直近の経済指標も、この見方を支えている。例えば、2026年3月の非農業部門雇用者数(NFP、農業以外の雇用増減を示す重要指標)は+25.5万人と強く、FRBが政策金利を据え置きやすい状況が続く。米国経済の底堅さは資金流入につながり、通貨高要因になる。

    一方、RBNZは政策運営の自由度が小さく、NZDの上値は重くなりやすい。2025年10-12月期のGDP(国内総生産、国全体の生産・所得の合計)が前期比-0.2%と落ち込み、追加利上げに慎重にならざるを得ない。インフレが目標をやや上回っていても成長が弱いことが、米ドルに比べたNZDの魅力を下げる。

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