米国とイランの停戦合意後、金は4800ドルを2%上回る水準に急伸、トレーダーはホルムズ海峡情勢を注視

    by VT Markets
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    Apr 9, 2026

    米国とイランが2週間の停戦で合意し、目先の緊張拡大リスクが後退したことを受け、金は2%超上昇して1オンス=4,800米ドルを上回った。市場参加者は、停戦が維持されるか、そしてホルムズ海峡(中東の主要な海上輸送の要所)を通過する船舶輸送がどうなるかを注視している。

    金の次の材料は、この2週間の猶予期間に、船舶の通航量(一定期間に通過する船の数)が信頼できる水準まで戻るかどうかに左右される可能性がある。海運の状況は、より長期の停戦につながるとの見方(市場の想定)にも影響し得る。

    主要な需要シグナル

    金の需要指標も引き続き焦点だ。中国人民銀行(PBoC=中国の中央銀行)は3月、17カ月連続で金を買い増し、準備資産(外貨や金など、中央銀行が保有する資産)に16万トロイオンスを追加した。トロイオンスは貴金属取引で使う重さの単位で、約31.1035グラム。

    停戦を受けて金は4,800ドルを上回り、インプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される、先行きの値動きの大きさの予想)が大きく低下した。これは、プレミアム(オプションの代金)を受け取る目的でオプションを売る戦略が相対的に取りやすくなったことを示す。市場は短期的な安心感だけでなく、より安定した長期の和平の可能性を織り込んでいる面がある。

    今後数日で最も重要なのは、ホルムズ海峡の海上交通だ。通航量が紛争前の平均である1日約90隻程度(平常水準)に向けて回復するかを確認する必要がある。第1週の終わりまでに、その80%超の水準まで安定的に戻れば、停戦が機能していることを示す強い材料になり得る。

    オプション戦略の検討

    貿易ルートの正常化が進めば、2025年に南シナ海の緊張が緩和した局面と同様に、ボラティリティがさらに低下(値動き予想が縮小)しやすい。そこで、4,750ドルを下回る水準で、週次または隔週のプット(一定価格で売る権利)やプット・スプレッド(プットを組み合わせて損益を調整する取引)を売ることは、ボラティリティ低下と時間経過(オプションの価値が時間とともに減りやすい性質)を生かす手段となり得る。この戦略は、金価格が上昇、横ばい、あるいは小幅下落でも成り立ちやすい。

    この見方を支えるのは、中央銀行による構造的な需要(景気循環に左右されにくい継続的な買い)で、これが価格の下支えになりやすい。中国人民銀行の買い増しは17カ月に延びており、ワールド・ゴールド・カウンシル(世界金協会)の最新データでは、2026年1~3月期の世界の中央銀行による純購入(買い越し)は前年同期比で15%増となっている。こうした継続的な買いは、価格が大きく下げた局面で買い支えが入りやすいとの見方につながる。

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