EUR/GBPは水曜日に下落が続き、日中安値の0.8700近辺まで下げた。市場全体の心理が改善し、ポンドはユーロより底堅かった。
米国とイランの2週間の停戦合意に加え、ホルムズ海峡(中東の主要な海上輸送路)の再開が盛り込まれ、投資家のリスク選好(安全資産より株式などを選びやすくなる状態)が高まった。この動きで、ユーロとポンドはいずれも「安全資産」とされる米ドルに対して上昇した。
Ceasefire Deadline And Market Reaction
合意は、米国のドナルド・トランプ大統領が示していた火曜日午後8時(米東部時間、GMTでは水曜日午前0時)の期限の2時間弱前に成立した。同氏は、イランが要求を受け入れなければ「文明全体が死ぬ」と警告していた。
英国とユーロ圏の経済指標は、両通貨を支える内容ではなかった。英国では3月の住宅価格が下落。ドイツでは製造業受注(工場受注)が予想に届かず、生産者物価(企業が出荷する段階の物価)がさらに低下し、小売売上高も減少した。
ユーロ圏のデータは2月分で、イラン戦争の前に当たるため、市場の反応は限定的だった。注目は停戦合意と、より広い範囲のリスク環境に向かった。
ECB(欧州中央銀行)のディミタル・ラデフ氏とピエール・ウンシュ氏は、インフレ(物価上昇)リスクが高まっているとの懸念を繰り返した。ウンシュ氏は、早ければ4月の利上げ(政策金利の引き上げ)の可能性に言及し、英中銀(イングランド銀行)の「様子見」姿勢と対照的だった。
Correction And Subsequent Market Context
この記事は4月8日11:25 GMTに修正され、「3日連続の下落」に関する記述が改められた。