NZD/USDは3日続伸。アジア時間に0.5700まで下げた後、米国とイランの停戦を巡る報道を受けて水曜日に約2週間ぶり高値へ上昇した。0.5800を上回って推移し、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の判断後も値動きは限定的だった。
RBNZは市場予想通り、政策金利(翌日物金利の目標で、住宅ローン金利など幅広い金利の基準となる「オフィシャル・キャッシュ・レート」)を2会合連続で2.25%に据え置いた。イラン戦争に伴う景気・物価見通しの不確実性を理由に挙げた。NZDへの影響は小さく、市場の関心はアナ・ブレマン総裁の記者会見に移った。
停戦見出しでリスク選好が改善
ドナルド・トランプ米大統領は、テヘランがホルムズ海峡の即時かつ安全な開放に同意する場合、対イラン軍事攻撃を2週間停止すると述べた。イランのセイエド・アッバス・アラグチ外相は、同国への攻撃が終われば防衛作戦を停止すると語った。
アラグチ氏はまた、同水路での安全な航行が2週間可能になるとも述べ、原油価格が急落。物価上昇への警戒感が後退した。これにより米連邦準備制度理事会(FRB、米国の中央銀行)の利上げ観測(政策金利を引き上げるとの市場の見方)が弱まり、米ドルが下押しされ、NZD/USDを支えた。