RBNZ政策決定控え、NZドル/米ドルは0.5720近辺で推移─安全資産としての米ドル需要と地政学的不透明感がセンチメントを抑制

    by VT Markets
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    Apr 8, 2026

    NZD/USDは水曜日に0.5720近辺で推移し、方向感に乏しい展開となった。米ドルは、安全資産としての需要(市場がリスクを避ける局面で買われやすい性質)を背景に底堅く、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の金融政策決定を前に相場の重しとなった。市場では政策金利の据え置きはすでに織り込み済みで、焦点はRBNZの「先行きの指針(フォワードガイダンス=今後の政策運営の手がかりとなる発信)」に移っている。

    地政学リスクも米ドルを下支えした。米国のドナルド・トランプ大統領がイランに対して期限を設定したとされ、イランが米国との外交的な連絡を減らしたとの報道も伝わった。ホルムズ海峡(原油輸送の要衝)を巡る懸念がリスク回避を強め、エネルギー価格(原油など)を押し上げた。

    RBNZ Guidance In Focus

    市場参加者は、RBNZが「タカ派(インフレ抑制を重視し利下げに慎重、利上げ寄りの姿勢)」を維持するのか、それとも「慎重(景気への配慮から引き締めに前向きでない姿勢)」に傾くのかを見極めようとしている。インフレ率が3.1%付近の場合、その一部は一時的でエネルギー要因との見方があり、タカ派の発信ならNZドルの支えになり得る。一方で、様子見を強調すればNZドルは下押し圧力を受けやすい。

    4時間足では、NZD/USDは0.5735。20期間移動平均線(直近の平均値で方向感を見る指標)0.5710を上回る一方、低下基調の100期間移動平均線0.5780を下回った。RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)は56で、判断の分岐点とされる50を上回った。

    上値抵抗は0.5736、0.5780、0.5907。下値支持は0.5724、0.5704、0.5702。0.5702を割り込むと、より大きな下落基調が再開する可能性がある。

    How Inflation Shapes The Decision

    昨年は、インフレ率が3.1%前後で「一時的」と見られていた点が懸念材料だった。足元では四半期のCPI(消費者物価指数=物価の代表指標)でインフレ率が3.8%と高止まりし、RBNZの目標レンジを大きく上回っている。RBNZは、この高止まりを重く見て将来の利下げ示唆を先送りするかどうか判断を迫られる。先行きの利下げ観測が後退すれば、市場にとっては想定外になり得る。

    地政学リスクの中身は変わっても、結果としては米ドルの安全資産需要が強まりやすい状況は同じだ。貿易摩擦の強まりや欧州の不安定さが米ドル買いを誘い、ドル指数(DXY=主要通貨に対する米ドルの強さを示す指数)は105.50を上回って底堅い。これは、RBNZの国内要因とは別に、NZD/USDにとって大きな逆風となる。

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