USD/SGDは夜間に下落し、地政学リスクの緩和期待が意識されるなか、足元は1.2845近辺。日足では上昇の勢いが弱まり、RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は低下した。
テクニカルでは「ベアリッシュ・エンゴルフィング(前日の陽線を当日の陰線が包み込む形で、短期の下落を示しやすいローソク足パターン)」が点灯し、目先の下押し圧力を示唆。サポートは1.2810/1.2820で、21日・100日移動平均線(一定期間の終値の平均で、相場の方向感を見る指標)に沿う水準。
Key Support Levels
次のサポートは1.2780。11月高値から2026年安値までの38.2%フィボナッチ戻し(値幅に対する押し・戻りの目安として使われる比率)に当たる。下抜ければ、次は1.2740(50日移動平均線)が意識される。
上値は1.29(61.8%フィボナッチ水準)と1.2940がレジスタンス(上値抵抗)。あわせて、シンガポール金融管理局(MAS)の会合が注目点。
決定前の時点で、政策手段は「すべて選択肢」とされた。想定シナリオの一つとして、S$NEER(シンガポールドル名目実効為替レート=主要通貨に対する加重平均の為替指数)政策バンドの「傾き」をより急にする、との見方が示された。
USD/SGDは、地政学面の緊張緩和への期待が強まるなかで下落し、足元は1.2845近辺で推移。チャート上は上昇トレンドが鈍化しており、シンガポールドル高が進みやすい局面への移行が示唆される。