主要なレジスタンス水準
レジスタンスはトライアングル上辺にあたる184.70近辺でした。この水準を上抜ければ、1月23日に記録した史上最高値186.88に向けた上昇余地が意識され得ました。 サポートはまず184.00、次いで9日EMAの183.94でした。さらに、50日EMAの183.46、ならびにトライアングル下辺の182.90近辺が下値メドでした。 トライアングルを下抜けた場合、相場の重心が下方に移る可能性がありました。その場合、2月12日に付けた約4カ月ぶり安値180.81の再試しが視野に入る可能性がありました。 EUR/JPYの足元の横ばいは、大きな値動きに先立つ調整局面(コンソリデーション)と判断されました。背景として、欧州中央銀行(ECB)が3月のインフレ率が2.1%となった後も先月は政策金利を据え置いた一方、日本銀行(日銀)の直近会合議事要旨では政策正常化に対する慎重姿勢が示されており、中央銀行スタンスの乖離が続いていることが挙げられました。上昇トライアングルは、こうした金融政策の方向性の違いが続くなかでのブレイク(放れ)の可能性を示していました。売買シナリオとトリガー
上方向を見込むポジションでは、184.70のレジスタンスを明確に上抜けて定着することが、コールオプション購入などロング戦略を検討する主要トリガーでした。これにより、2026年1月高値近辺の186.88を再度試す道筋が開ける可能性がありました。RSIが55.36であることは、過熱感が強すぎない範囲で買い需要が一定程度存在することを示していました。 一方、サポート維持に失敗した場合は、プットオプション購入といった弱気戦略の機会となり得ました。トライアングル下限である182.90を明確に割り込めば、モメンタムの大きな変化を示唆し、2026年2月安値の180.81に向けて下押し圧力が強まる可能性がありました。 値動きが収れんしていることから、ボラティリティ上昇が近いとの見方であり、オプショントレーダーにとって注目の局面でした。方向性を問わず大きな値動きで収益機会を狙う戦略も検討対象となり得ました。2025年を振り返ると、日銀がマイナス金利からの初期的な政策転換を示唆した局面で、同様のもみ合いパターンの後に急変動が生じた事例が確認されていました。 当面は心理的節目の184.00と、その直下に位置する9日移動平均(183.94)に注目が集まりました。これらの水準は、短期のデリバティブポジションにおけるエントリー判断やストップロス調整のタイトなトリガーとして機能し得ました。50日移動平均の183.46は、足元の緩やかな強気バイアスにとって、より重要な防衛ラインであり続けました。トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設