サポートと下方ブレイクの水準
サポートは3月30日に付けた11週間安値の0.6833、次いでウェッジ下限近辺の0.6810でした。価格がウェッジを明確に下抜けた場合、0.6400近辺の戻りサポートゾーンへ関心が移る可能性がありました。 レジスタンスは9日EMAの0.6918、その後にウェッジ上限付近の50日EMA(0.6958)でした。この領域を持続的に上抜けた場合、2022年6月以来の高値である0.7187(3月11日到達)に向けた動きが視野に入る可能性がありました。 2025年3月にも、AUD/USDが0.6900近辺で下降ウェッジの中で収束する同様の局面が確認されていました。当時はRSIと移動平均線が示すシグナルが食い違い、方向感の不透明さが強まっていました。 そのパターンは最終的に2025年後半に下方向へ収束し、0.6810のウェッジサポートを割り込んだ後、第4四半期に0.6450近辺で下値を固めました。前年に見られた弱気のモメンタムは、世界景気への懸念が豪ドルの重しとなる形で具現化していました。その後は緩やかな戻り基調が続き、足元の水準は0.6750近辺でした。中央銀行政策の方向性の違い
2026年4月6日現在、主要なドライバーは中央銀行政策の方向性の違いでした。最新の豪3月CPIは3.1%と粘着的で、豪準備銀行(RBA)は利下げのシグナルを出しにくい状況が続いていました。一方、米国のインフレ率は2.8%まで鈍化しており、FRB当局者は第3四半期に利下げの可能性を示唆し、市場の織り込みを促していました。 この政策スタンスの乖離は、今後数カ月にかけてAUDがUSDに対して相対的に強含む余地を示していました。このため、アウト・オブ・ザ・マネーのコールオプションを買い、限定的なリスクで想定される上振れを取り込む戦略が妥当とされていました。例えば、権利行使価格0.6850の2026年6月限コールが検討対象でした。 一方で、中国の工業需要の鈍化に伴う下振れリスクも無視できず、鉄鉱石価格の上昇が抑えられている点は警戒材料でした。急落に備えるヘッジとしては、権利行使価格0.6600の2026年5月限プットの購入が防御策となり得ました。この戦略は、今週、0.6780近辺の直近レジスタンスを上抜けられない場合に、相対的に魅力が増すとみられていました。トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設