祝日で薄商い
アジアおよび欧州の複数市場はイースター・マンデーの祝日で休場となっており、米国時間にかけて参加者の増加が見込まれていました。WTI(米国産原油)は1バレル=106ドル近辺で推移し、1カ月超ぶりの高値圏でした。 4時間足では、XAU/USDは4,663ドル近辺の上昇基調の20期間SMAを下回り、4,700ドルおよび4,900ドルに位置する100期間・200期間SMAも下回っていました。モメンタムは中立線を下回り、RSIは買われ過ぎ水準から50近辺へ低下していました。 下値支持は4,600ドル、4,560ドルで、上値抵抗は4,663ドル、4,680ドル、4,785ドルでした。4,680~4,785ドルを上抜ければ、焦点は再び4,700ドル超の100期間SMA周辺へ移る可能性がありました。原油の逼迫とインフレ再燃の摩擦
足元ではこれらの懸念が再燃しており、とりわけWTI原油が直近で1バレル=108ドルを付けたことが意識されていました。米エネルギー情報局(EIA)の最新報告では、直近四半期の世界在庫が3,000万バレル超減少しており、中東における供給途絶リスクに対して市場が極めて敏感になっている状況でした。原油市場の逼迫は不透明感を直接的に押し上げていました。 同時に、米インフレ指標の最新データでは消費者物価指数(CPI)が3.4%と高止まりし、米連邦準備制度理事会(FRB)は警戒姿勢を維持していました。インフレの粘着性は、金がヘッジとして機能する一方で、金融引き締め長期化観測が逆風となり得るため、相反する環境を生んでいました。このため、市場参加者は上下双方向に振れやすい値動きを想定する必要がありました。 こうした背景から、向こう数週間は明確な方向感へのベットよりも、ボラティリティを活用したデリバティブ戦略が相対的に妥当とみられていました。CBOE金ボラティリティ指数(GVZ)はすでに19.2まで上昇し、年初来高水準となっており、市場が大きな価格変動を織り込みつつあることを示していました。ストラドルやストラングルの活用により、金相場が抵抗線を大きく上抜ける場合でも、支持線を割り込む場合でも収益機会を得られる可能性がありました。 昨年の局面で意識された重要水準は引き続き有効でした。4,600ドルは強い心理的な下値メドであり、プット売りが入りやすい水準とみられていました。緊張激化を見込む強気スタンスの場合、4,700ドルのレジスタンス上抜けを狙ったコールスプレッドは、リスクを限定しつつ急伸局面に備える手段となり得ました。トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設