市場の材料と短期方向性
金曜の欧州早朝、GBP/USDは3日続落を終えた後、1.3330近辺で推移しました。英小売売上高の発表を受け、同ペアは下げ渋りました。 英2月小売売上高は前月比0.4%減となり、市場予想(0.8%減)ほど落ち込みませんでした。前年比では2.5%増となり、市場予想(2.1%増)を上回りました。 2025年初めを振り返ると、ポンドは1.3330近辺で伸び悩み、中東の地政学リスクが重しとなっていました。こうした脆弱性は重要なテーマであり、現在は1.2550近辺まで大きく水準を切り下げています。見出しからリスクが消えたように見える局面でも、基調的な不確実性が長期トレンドを形成し得ることを示しています。 また、2025年に指摘したBOEのタカ派的姿勢は、インフレ率が目標を上回る2.8%で粘着的に推移していることから、引き続き材料となっています。しかし、足元のデータでは英国GDP成長率が年率換算で0.4%程度にとどまり、景気の力強さに欠けるため、中銀が追加利上げに踏み切れる余地は限られます。インフレ抑制と景気後退回避の板挟みが不透明感を生み、通貨の上値を抑えやすい構図でした。トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設