中東情勢の緊迫化の中、ポンドは対ドルで軟調を維持し、先週の英中銀(BOE)支援による反発分を維持していました

    by VT Markets
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    Mar 28, 2026
    ポンド・スターリングは、イングランド銀行(BOE)が政策金利を据え置いた後に獲得した上昇分を維持しました。GBP/USDは、米国とイランの緊張緩和協議や停戦をめぐる先行きが不透明なまま、弱含みで推移しました。 GBP/USDは2週連続で弱気の持ち合いが続きました。中東の戦争リスクと、今年後半にかけたBOEの利上げ観測を市場が見極めるなか、取引は強弱が交錯しました。

    市場の材料と短期方向性

    金曜の欧州早朝、GBP/USDは3日続落を終えた後、1.3330近辺で推移しました。英小売売上高の発表を受け、同ペアは下げ渋りました。 英2月小売売上高は前月比0.4%減となり、市場予想(0.8%減)ほど落ち込みませんでした。前年比では2.5%増となり、市場予想(2.1%増)を上回りました。 2025年初めを振り返ると、ポンドは1.3330近辺で伸び悩み、中東の地政学リスクが重しとなっていました。こうした脆弱性は重要なテーマであり、現在は1.2550近辺まで大きく水準を切り下げています。見出しからリスクが消えたように見える局面でも、基調的な不確実性が長期トレンドを形成し得ることを示しています。 また、2025年に指摘したBOEのタカ派的姿勢は、インフレ率が目標を上回る2.8%で粘着的に推移していることから、引き続き材料となっています。しかし、足元のデータでは英国GDP成長率が年率換算で0.4%程度にとどまり、景気の力強さに欠けるため、中銀が追加利上げに踏み切れる余地は限られます。インフレ抑制と景気後退回避の板挟みが不透明感を生み、通貨の上値を抑えやすい構図でした。

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