コアインフレは市場予想通り
コアインフレ率が0.22%と予想通りに着地したことは、先行きの見通しが立ちやすい局面にあることを示していました。これは中銀が最近、政策金利を慎重に引き下げた判断を裏付ける内容であり、金融政策が後手に回っていないことを示唆していました。今後数週間にかけて、想定外の変動要因が一つ後退した格好でした。 この安定を踏まえると、メキシコペソに関するオプション売りは魅力があるとみられていました。インプライド・ボラティリティは低下しやすいと考えられるためでした。メキシコの政策金利が9.75%で、米FRBのフェデラルファンド(FF)金利が概ね4.50%で推移する中、金利差の大きさはペソのキャリートレードを引き続き下支えするとみられていました。USD/MXNはレンジ相場を維持し、この材料だけでは17.50の上抜けは難しい可能性が高いと見込まれていました。 金利スワップ市場では、今回のインフレが想定通りだったことで、バンシコ(メキシコ中銀)による緩やかで段階的な利下げ局面が継続するとの見方がより固まった形でした。TIIEカーブも既にこれを織り込んでいるため、短期ゾーンのスワップで大きな変動は想定しにくい状況でした。今後は、第3四半期および第4四半期の利下げペースに影響し得る、より先の経済指標の発表を見据えたポジショニングが焦点になっていく見通しでした。 こうした環境は、2025年に見られた状況とは対照的でした。2025年夏にインフレが上振れサプライズとなり、中銀が緩和サイクルを急遽停止せざるを得なくなったことで、市場が大きく振らされた局面があったからでした。今回の予想通りのデータは、少なくとも当面は政策運営がより平穏に進む可能性を示していました。トレーディングを始めましょう – ここをクリックしてVT Markets口座を開設