ポンド、PMIショック受け円に対し下落 原油高で介入警戒再燃

    by VT Markets
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    May 22, 2026

    英ポンドは木曜日、英国と日本のPMI(購買担当者景気指数:企業の受注・生産・雇用などから景況感を示す指標)の速報値を受けて対円で下落した。GBP/JPYは213.40近辺で推移し、1週間ぶり高値圏に近かった。

    英国のS&Pグローバル総合PMI(製造業とサービス業を合算した景況感)は5月に48.5と、4月の52.6から低下。13カ月ぶりの低水準で、2025年4月以来初めての「縮小」(50を下回ると景気が悪化方向)となった。サービス業PMIは52.7から47.9へ低下し、64カ月ぶりの低水準。一方、製造業PMIは53.7で横ばいとなり、予想(53)を上回った。

    Japan PMI Signals Slowing Momentum

    日本のJibun Bank製造業PMIは5月に54.5と、4月の55.1から小幅に低下し、市場予想と一致した。サービス業PMIは51から50へ低下し、13カ月続いた拡大が一服。活動が伸び悩んでいることを示した。

    GBP/JPYはおおむねレンジ内の動きにとどまった。市場は米国とイランを巡る動向も注視している。ロイターによると、イラン最高指導者は、兵器級に近い高濃縮ウラン(核兵器転用に近い濃度のウラン)を国外に持ち出さず、国内に残すよう指示した。

    原油価格は高止まりした。ホルムズ海峡(中東産原油の主要な輸送ルート)が概ね閉鎖状態にあることで、供給不安が強まり、中東からのエネルギー輸入依存度が高い日本には逆風となる。USD/JPYは160.00近辺へ戻り、日本当局による為替介入(急激な円安を抑えるための円買い・ドル売り)の可能性が意識された。

    市場の関心は金曜日の発表に移る。日本は全国CPI(消費者物価指数:物価上昇率の代表指標)、英国は小売売上高(個人消費の強さを示す統計)が焦点となる。

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