NZD/USDは2週間ぶり安値となる0.5840近辺まで下落し、0.5850を下回った。リスク回避の取引、米国とイランの対立が膠着している状況、ブレント原油(北海ブレント=国際指標となる原油価格)が110.00ドル近辺にあることを背景に、週間で2%超の下落となる見通しだ。
米国債利回り(米国債の利回り=金利の代表的な指標)が上昇し、週前半の米インフレ指標(物価上昇の統計)を受けて市場が米連邦準備制度理事会(FRB=米国の中央銀行)が追加利上げを行うとの観測を織り込んだことで、米ドルは上昇した。ドナルド・トランプ米大統領が「中国が米国から原油を購入することで合意した」と述べたことも原油高を後押しし、原油の純輸入国(国内で使う量が産出量を上回り、輸入に依存する国)であるニュージーランドに不利となり、キウイ(ニュージーランドドルの通称)の重しとなった。
Market Context And Key Drivers
ニュージーランドのBusiness NZ PMI(購買担当者景気指数=製造業の景況感を示す指標)は、4月に3月の52.8から50.5へ低下し、7カ月ぶりの低水準となった。この指標はニュージーランドドルを支えなかった。
NZD/USDはこの4日間で約2%下落し、下落基調が続く。4時間足では、RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)は売られ過ぎの水準にあり、MACD(移動平均収束拡散法=トレンドの方向や勢いを見る指標)のヒストグラムはマイナス圏にある。
下値支持(サポート=下落時に止まりやすい値段)は0.5815近辺、次は4月13日の0.5795が意識される。反発しても上値の重さ(レジスタンス=上昇時に止まりやすい値段)は0.5920超で出やすく、その後は0.5970、0.5990超が目安となる。