米ドル/人民元(オフショア)は下落基調を継続、元高と米利下げ観測が重し 6.81~6.85が上値抵抗線に

    by VT Markets
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    May 15, 2026

    USD/CNHは、何度も50日移動平均線(過去50日間の平均値を線で示し、相場の方向感を測る指標)を上抜けできず反落し、下落基調を再開した。50日移動平均線は昨年以降、戻り局面の上値を抑える「上値の壁(レジスタンス)」として機能してきた。目先の上値抵抗は6.81~6.85に位置する。

    下落の勢いは「行き過ぎ」とも言われるが、反発を示す明確なサインは見当たらない。下値の目標は6.77付近、さらに2023年安値の6.69が意識される。

    Technical Weakness Reasserts

    米中両大統領の協議が今後48時間以内に行われる見通しだ。議題は貿易や技術で、機微でない品目を扱う「取引委員会(Board of Trade:貿易ルールや手続きを話し合う枠組み)」の言及もある。

    USD/CNYは3年ぶりの安値となる6.7861まで下落した。これは、中国人民銀行(PBoC:中央銀行)が人民元高を一定程度容認していること、貿易摩擦の懸念後退、そして中国の国際収支(海外との資金の出入り)の黒字を背景にしている。

    ドル/オフショア人民元(CNH:中国本土外で取引される人民元)が再び下落している。背景には、50日移動平均線を繰り返し上抜けできなかったことがある。同線は2025年の値動きを振り返っても戻り相場の天井として働いており、この形は今後数週間もドルの弱さが続く可能性を示す。

    人民元高は基礎的なデータにも支えられている。中国の2026年4月の貿易黒字は723.5億ドルと市場予想を上回った。貿易黒字は外貨を稼ぐ力を示し、国際収支の改善につながるため、当局が人民元の上昇を許容しやすい。USD/CNHの下落は、チャート上の動きだけでなく、実体の経済状況とも整合的だ。

    Options Positioning Implications

    一方、ドルは米金利見通しの変化で弱含んでいる。2026年4月の米インフレ率が市場予想を下回る2.9%となったことで、トレーダーはFRB(米連邦準備制度理事会:米国の中央銀行)が強い利上げを続けにくいと見ている。金融政策の方向の違い(政策の温度差)が、USD/CNHの下押し要因になる。

    デリバティブ(先物やオプションなど、価格が別の資産に連動する取引)を使う投資家にとっては、USD/CNHの続落に備える戦略が有利になりやすい。プット・オプション(将来、あらかじめ決めた価格で売る権利)を買う方法は、下落を狙う直接的な手段となる。目標はまず6.77、次に2023年の重要な安値6.69が焦点だ。6.81~6.85は主要な上値抵抗として、戻りが跳ね返されるかが注目される。

    米中首脳協議も、この見方を補強する材料になり得る。貿易関係の改善が進めば不確実性が下がり、中国資産への投資心理を支えやすい。結果として、通貨ペアには下落圧力が残りやすい。

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