米株先物は小幅高、ハイテク株高がPPI急伸を相殺 通商協議に注目

    by VT Markets
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    May 14, 2026

    ダウ先物は水曜日の欧州時間に0.30%高となり、49,950付近で推移した。S&P500先物は0.19%高の7,480前後、ナスダック100先物は0.41%高の29,600近辺まで上昇した。

    米株価指数先物は、S&P500とナスダック100が水曜日に過去最高値で引けたことを受けて上昇した。上昇を主導したのはハイテク株で、マイクロン・テクノロジー、エヌビディア、テスラ、アップル、アルファベットなどが買われた。

    市場動向とインフレのシグナル

    直近の米国市場では、ダウ平均が0.14%安となった一方、S&P500は0.58%高、ナスダック100は1.2%高となった。4月の生産者物価が2022年以来の大きな伸びとなり、市場は反応した。

    市場では、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の協議に関する続報を待っていた。また、同日発表予定の4月米小売売上高にも注目が集まった。

    米国の生産者物価指数(PPI、企業が商品を出荷する段階で受け取る価格の動きを示す指標)によるインフレ率は、4月に前年同月比6.0%へ上昇し、3月の4.3%から加速、予想の4.9%も上回った。前月比(1カ月前からの変化)でもPPIは1.4%上昇し、3月の0.7%から拡大して予想の0.5%を上回った。

    ハイテク株高がインフレ指標の強さと綱引きする展開は、過去にも見られた。市場の不安心理を示すVIX(ボラティリティ指数、株価の先行き不透明感を反映する指標)が14.5近辺と落ち着いた水準でも、内在する緊張は今後数週間の価格変動(値動き)の拡大に備える必要性を示している。

    リスクヘッジとイベント要因による変動

    ナスダックの相対的な強さを踏まえると、同指数に焦点を当てたい。QQQ(ナスダック100に連動する上場投資信託=ETF)を対象にしたブル・コール・スプレッド(買いのコールと売りのコールを組み合わせ、上昇メリットを狙いつつ最大損失を限定するオプション戦略)は、景気の不確実性が残る局面で現実的な選択肢となる。もっとも、足元の上昇は少数の大型株に集中しているように見える。

    地政学的な協議の不透明感や小売売上高など重要指標を控える状況は、イベントリスク(特定の出来事で急変しやすいリスク)を高める。短期のプロテクティブ・プット(保険のように下落に備える売る権利を買う手法)をS&P500指数で購入することは、数日内の悪材料に対するポートフォリオ防衛策となる。

    卸売段階のインフレ指標が強いことは最大の逆風で、米連邦準備制度理事会(FRB)に金融緩和(利下げ)の先送り圧力をかける。フェドファンド先物(政策金利見通しを反映する先物)では、年末までの利下げ確率が65%程度に低下し、先月の80%から後退している。こうした変化により、金利の基準(ベンチマーク)に連動するデリバティブ(先物・オプションなどの派生商品)は、金融引き締め寄り(タカ派)の兆しを確認する上で重要な観測対象となる。

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