年初来の急騰後、銀は伸び悩み 太陽光需要とFRB利下げ観測が相場を下支え

    by VT Markets
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    May 13, 2026

    銀(XAG/USD)は水曜日、1トロイオンス=86.28ドルで取引され、火曜日の86.57ドルから0.34%下落した。1グラム当たりでは2.77ドルに相当する。

    銀は年初来で21.38%上昇している。金/銀レシオ(ゴールド/シルバー比率)は水曜日に54.39となり、火曜日の54.46から低下した。

    Silver Market Snapshot

    銀は「貴金属(価値が高く、希少性のある金属)」として取引され、資産価値を保つ手段(価値の保存)や、取引に使われる資産(交換手段)として扱われることがある。銀はコインや延べ棒で購入できるほか、価格に連動する「上場投資信託(ETF=証券取引所で売買できる投資信託)」などの金融商品を通じて売買することもできる。

    価格は「地政学リスク(紛争・外交対立などによる不確実性)」や「景気後退懸念(リセッション)」、さらに「金利(お金を借りるコスト)」の変化の影響を受ける。銀価格は米ドル建てで示されるため、ドル相場の変動もXAG/USD(銀の米ドル建て価格)の動きに影響する。

    また「工業需要」も重要で、銀は「電気伝導性(電気を通しやすい性質)」が高いため、電子部品や太陽光発電で使われる。供給面では鉱山生産やリサイクル量が、需要面では米国・中国・インドの需要動向が、価格を動かす要因となる。

    Key Forces Moving Silver

    銀は金と同じ方向に動くことが多い。金/銀レシオは、両者の相対的な割安・割高を比べる指標である。

    今年これまでに約21%上昇した後、きょうは小幅安となった。上昇基調が続くのか、すでに調整(上昇後の反落)が必要な局面なのかが焦点となる。市場参加者にとっては、利益を守るか、次の上昇局面に備えるかの判断が求められる。

    主要因は堅調な工業需要で、特に「グリーンエネルギー(再生可能エネルギー)」分野が中心だ。世界の太陽光発電の新規導入容量は年内に500ギガワット超が見込まれ、過去最高となる可能性がある。これは銀の工業用途の消費を押し上げ、価格の土台(需給面の支え)となる。

    米連邦準備制度理事会(FRB)は足元で政策金利を据え置く姿勢を示している。一方で「先物市場(将来の価格をあらかじめ決めて取引する市場)」では、9月までに利下げが行われる確率を65%程度と織り込んでいる。金融政策が緩和方向に向かうとの見方は、利息を生まない資産(非利回り資産)である銀に追い風となりやすい。利下げ局面で起きやすい「ドル安(米ドルの価値低下)」も、追加の支援材料となる。

    金/銀レシオは54.39へ低下し、銀が金を大きく上回る動きだったことを示す。昨年(2025年)はレシオが70近辺で推移していた局面もあり、今回の動きが急だったことが分かる。このため、市場では金が追い上げる展開や、銀の上昇が一服する局面を想定した対応が検討されやすい。

    上昇が大きかった分、下落に備える手段として「プットオプション(あらかじめ決めた価格で売る権利)」の購入で、保有ポジションの損失を抑える(ヘッジする)選択肢がある。上昇基調は続くと見つつ値動きが荒くなる(振れが大きい)と想定する場合は、低い権利行使価格で「現金担保付きプット売り(将来買うための現金を用意したまま、プットを売ってプレミアム=受取代金を得る取引)」により収益機会を狙う考え方もある。「ボラティリティ(価格変動の大きさ)」は高止まりしやすく、オプション戦略はリスク管理の手段として注目される。

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