利下げ観測と地政学リスクで金需要が強まり、金価格は1オンス=4,950ドル近辺で下げ渋り

    by VT Markets
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    May 13, 2026

    金(ゴールド)は水曜の欧州時間早朝、1オンス=4,700ドルをわずかに下回る水準で取引され、2日続けて上値が重かった。ただし、売りは限定的だった。背景には、米ドル高がある。米ドルは、インフレ指標の上振れ(物価の伸びが強いこと)や、地政学リスク(国際情勢の緊張)を受けて買われた。利息が付かない資産である金(「無利子資産」=保有しても利回りが得られない資産)は、その分、相対的に魅力が下がりやすい。

    米消費者物価指数(CPI=消費者向けの物価の平均的な上昇率を示す指標)は4月までの前年比で3.3%から3.8%へ上昇し、約3年ぶりの高水準となった。変動の大きい食品・エネルギーを除くコアCPI(基調的な物価を示す)は4月に前月比0.4%上昇し、前年比では2.8%と7カ月ぶりの高水準だった。市場では年末までの米利上げ確率が約35%と織り込まれ、金には逆風となった(利上げ=市場金利の上昇が見込まれると、利息の付かない金の相対的な魅力が低下しやすい)。

    米国債利回り(米国債の金利)は上昇し、30年債利回りは一時5.0%に到達、2年債利回りは4%近辺で推移した。原油価格は高止まりした。米国とイランの対立が続いていることに加え、イランの核開発やホルムズ海峡(中東の重要な石油輸送ルート)をめぐる緊張が意識されたためだ。

    トレーダーは、2日間にわたるトランプ氏と習近平氏の会談、米卸売物価指数(PPI=企業間の取引段階の物価を示す指標)や、地政学面の新たな材料を控え、慎重姿勢を強めた。チャート面では、4,765〜4,770ドル付近で「ダブルトップ」(同水準で2度上値を抑えられる弱気の形)が形成された。下値の目安は200時間単純移動平均(SMA=一定期間の平均価格を単純に計算した指標)の4,655.51ドル近辺。MACD(移動平均収束拡散法=2本の移動平均の差から勢いをみる指標)はわずかにプラス圏、RSI(相対力指数=買われ過ぎ・売られ過ぎを示す指標)は50をやや下回った。

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