英ポンド、3日続伸 イラン核合意への期待でドルに下押し圧力、米雇用統計控え

    by VT Markets
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    May 7, 2026

    GBP/USDは木曜日に約0.28%上昇し、1.3627近辺で取引された。上昇は3日続伸となった。背景には、米国とイランが和平合意に近いとの報道があり、ホルムズ海峡(中東産油国からの原油輸送の要衝)の再開につながる可能性が意識された。一方で、核開発問題などは未解決のままとされる。

    米新規失業保険申請件数(5月2日終了週)は20.0万件となり、市場予想の20.5万件を下回り、前週(19.0万件)からは増加した。チャレンジャー社の人員削減計画(企業が公表したレイオフ=解雇・人員削減の予定数)は、3月の6.062万人から4月は8.3687万人へ増加した。

    FRBは政策金利の据え置きが続く可能性を示唆

    米連邦準備制度理事会(FRB)の関係者は、労働市場は安定しているものの「最大雇用(人手が十分に活用されている状態)」には達していないとの認識を示した。クリーブランド連銀のベス・ハマック総裁は、政策金利は「かなりの期間」据え置かれる可能性があると述べ、金融政策の発信は利下げ・利上げいずれにも傾けるべきではないとした。

    英国では地方選挙が注目されており、キア・スターマー首相の与党が大敗するとの見方が出ている。報道では、ピーター・マンデルソン氏の駐米英国大使起用への批判や、エプスタイン関連資料(性犯罪者ジェフリー・エプスタインをめぐる捜査・裁判資料)の初回公開分にマンデルソン氏の名前が含まれたとされる点が、スターマー首相への圧力につながっているとも伝えられた。

    市場は、今後のFRB関係者発言と、金曜日の米雇用統計(非農業部門雇用者数、NFP=農業分野を除く雇用者増減)の発表を注視している。4月の市場予想は6.2万人増。テクニカル面では、1.3607、1.3492、1.3436、1.3417などの水準が意識され、FRBセンチメント指数(市場でのFRB見通しの強弱を示す指標)は132近辺とされた。

    雇用統計と政治要因で変動拡大へ

    今後の最大の材料は米雇用統計で、市場予想は6.2万人増と低い。2024年の米雇用増加は月平均で23万人超だったため、今回の予想は大幅な減速を示唆する。結果が予想を大きく上回る(ビート)または下回る(ミス)場合、急な値動きになりやすい。FRBは「データ次第」で判断しており、次の一手が定まっていないためだ。

    一方、ポンド側では英国の地方選挙が大きなリスクとなる。政治の不透明感が過去にポンドを押し下げてきた点は重要で、例えば2022年の政権混乱時には急落が見られた。首相にとって厳しい結果となれば、ドル安局面でもGBP/USDの直近の上昇分が失われる可能性がある。

    このように材料が拮抗する局面では、方向を決め打ちするより、値動きの拡大(ボラティリティ)を狙う選択肢もある。例えばストラドル(同じ満期・同じ権利行使価格で、コール=買う権利とプット=売る権利を両方購入する戦略)で、選挙結果や雇用統計後の大きな変動から利益を狙う方法がある。実際、GBP/USDオプションのインプライド・ボラティリティ(市場価格から逆算される予想変動率)は上昇しており、市場が大きな動きを警戒していることを示す。

    テクニカル面では、1.3436のレジスタンス(上値抵抗線)を上抜けたことは強気材料だが、足元の重要サポート(下値支持線)は1.3492のトレンドライン近辺にある。この水準を割り込めば、地政学的な楽観よりも英国政治への警戒が優勢になり始めた可能性がある。これらの水準を基に、急変動を想定しつつ損失を限定する形で取引を組み立てたい。

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