AUD/USD、米・イラン合意期待で上昇も、米雇用統計の強さが上値を抑える

    by VT Markets
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    May 6, 2026

    AUD/USDは、米国とイランが紛争終結を目的とした合意に近づいているとの報道を受け、0.7240近辺へ上昇した。高値は0.7277まで伸び、2022年6月以来の高水準となった。足元では0.7239。

    世界のエネルギー供給(原油や天然ガスなどの流れ)が長期にわたり滞るとの懸念が和らぎ、リスクに敏感な通貨(市場心理が改善すると買われやすい通貨)である豪ドルへの需要が強まった。安全資産(有事に買われやすい資産)としての米ドル買いも後退し、上昇を支えた。

    米・イラン合意への期待

    ただし、米国の民間部門の雇用統計が強かったため、上昇は限定的だった。ADP雇用統計(米民間の雇用者数増減を示す指標)は4月の雇用者数が10万9,000人増となり、市場予想(9万9,000人増)を上回り、3月も6万1,000人増へ上方修正された。

    4時間足では、AUD/USDは20期間SMA(単純移動平均線:一定期間の平均値で方向感をみる指標)の0.7197、100期間SMAの0.7166を上回って推移。RSI(相対力指数:買われ過ぎ・売られ過ぎを測る指標)は63近辺。

    上値抵抗(レジスタンス)は0.7242と0.7251。下値支持(サポート)は0.7232と0.7229で、さらに0.7197と0.7166が意識される。

    市場見通しとポジショニング

    米労働市場は底堅さを維持しており、米ドルの魅力を下支えしている。先週の米雇用統計(非農業部門雇用者数:農業を除く就業者数の増減を示す主要指標)では、2026年4月に24万人増となり、市場予想(18万人増)を大きく上回った。賃金上昇率の押し上げ(賃金インフレ)につながりやすく、米ドルを長期間売りで持つのは難しい状況だ。

    一方で、OPEC+(産油国の枠組み)の生産水準を巡る不透明感が商品市場(原油など)を不安定にし、豪ドルのような資源国通貨を一定程度支える場面もある。エネルギー供給に関する地政学ニュースが豪ドルを押し上げてきた過去の構図に近い。相反する材料が並び、短期的には方向感が出にくい展開が示唆される。

    また、今週の豪州準備銀行(RBA)の慎重な姿勢も、豪ドルの上値を抑えやすい。RBAは、過去の利上げの影響を見極めるため様子見(利上げ休止)を示唆。インフレ率は前年比3.4%とピークから低下したが、目標レンジをなお上回る。なお、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めに前向き(タカ派:利上げや高金利維持に積極的)な姿勢を残す中、金融政策の方向性の違い(政策の温度差)が米ドル優位に働きやすい。

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