米国・イラン関係改善でドル安、英ポンド上昇 貿易摩擦と金融政策の方向性の違いでボラティリティも上昇

    by VT Markets
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    May 6, 2026

    GBP/USDは水曜日に上昇し、執筆時点で1.3630近辺で推移した。前日比で0.65%高。背景には米ドルが全般に下落したことがある。安全資産(不透明感が強い局面で買われやすい資産)への需要が弱まり、米国とイランの外交面の前進が報じられたためだ。

    Axiosは、米国とイランの代表者が覚書(合意内容を文書化したもの)に近づいていると報じた。目的は現行の対立を終結させ、イランの核開発計画(核兵器開発につながる可能性がある核関連活動)を巡る協議を新たな段階へ進めることだという。

    外交面の勢いと市場の反応

    ポンドも火曜日の週安値近辺の1.3500から反発し、水曜日は高値で1.3595まで上昇した。米ドルの安全資産としての買いが弱まったことが、同通貨ペアを支えた。

    水曜日早く、米国のドナルド・トランプ大統領は、ホルムズ海峡(原油輸送の要衝)から船舶を護衛する「プロジェクト・フリーダム」計画の一時停止を発表。「テヘラン(イラン)との和平交渉で大きな進展がある」と述べた。

    デリバティブ取引(金融派生商品)のトレーダー向け:変動性(価格の振れやすさ)戦略

    一方で、この米ドル高は国内要因で揺さぶられている。先週の米非農業部門雇用者数(農業以外の雇用増減を示す重要統計)は15.5万人増にとどまり、市場予想を下回って米景気の減速を示唆した。対照的に、英国の最新CPI(消費者物価指数、物価の上昇率を示す指標)は3.1%となり、イングランド銀行が引き締め的な金融政策(利上げなどの景気抑制策)を維持する圧力が続いている。地政学(国際情勢)による資金の流れと、中央銀行の政策差(金融政策の違い)という相反する材料が同時に存在している。

    デリバティブ取引では、この環境は「変動性を買う」戦略(値動きが大きくなることに賭ける戦略)が有効になり得る。Cboe英ポンド・ボラティリティ指数(BPVIX、英ポンド相場の予想変動率を示す指標)は、先月の8.5から9.8へ上昇しており、緊張が高まる、または経済指標が予想から大きく外れる場合、さらに上昇する余地がある。オプション(将来の売買権利)を使い、ストラドル(同じ権利行使価格でコールとプットを同時に買う手法)を組むことで、GBP/USDが大きく動く局面に備えつつ、どちらの方向に動くかを事前に決め打ちしない形でポジションを構築できる。

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