世界株は火曜日に上昇し、米国のテクノロジー株と半導体株がけん引した。S&P500種株価指数は0.8%上昇し、小型株中心のラッセル2000指数は1.8%高となった。インテル、クアルコム、マイクロンは11〜13%上昇した。
アジア市場も上昇し、韓国は6%高、休場明けの深センは2.5%高となった。韓国株は年初来で70%上昇し、過去12カ月では180%上昇している。
欧州市場の乖離
欧州株は過去1カ月で米国株に出遅れ、ストックス欧州600指数は2%高にとどまった一方、S&P500は10%上昇した。この差は、原油などエネルギー価格だけでなく、指数に含まれる業種構成(どの業界の比率が高いか)の違いによる部分が大きい。
米国の停戦に関する発言を受け、景気に連動しやすい業種(景気敏感株)と小型株も上昇した。地方銀行、素材、資本財・サービス(産業関連)などが1〜2%上昇し、ストックス欧州600指数は0.7%高となった。
この記事はAI(人工知能)ツールで作成し、編集者が確認した。
テクノロジー株、とりわけ半導体の上昇が続いていることから、強気(上昇を見込む)姿勢を維持する見方が多い。テック比率の高い指数であるナスダック100(QQQ)や、半導体関連ETF(上場投資信託)のSOXXに対し、コールオプション(あらかじめ決めた価格で買う権利)を買う、またはブル・コール・スプレッド(コールを買い、より高い行使価格のコールを売ってコストを抑える戦略)を検討する余地がある。半導体関連企業の動きを示すSOX(フィラデルフィア半導体株指数)は直近1カ月だけで15%以上上昇しており、強い勢い(モメンタム)が当面続く可能性がある。
オプション取引アイデア
景気敏感株と小型株の戻りは、上昇が一部銘柄だけでなく市場全体に広がっている兆しといえる。背景には、先週発表されたISM製造業景況指数(米供給管理協会が公表する製造業の景況感指数)が51.2と市場予想を上回り、製造業が底堅いことを示した点がある。ラッセル2000連動ETFのIWMや、資本財・サービスETFのXLIのコールオプションで、出遅れを埋める動き(キャッチアップ)を狙う考え方がある。
米国市場と欧州市場の乖離は、ペア取引(強い資産を買い、弱い資産を売って差の拡大・縮小を狙う手法)の機会になり得る。ストックス欧州600の出遅れは、高成長テックの比率が低いという構造的な要因が大きく、短期間では変わりにくい。年初来ではナスダック100がストックス欧州600を約12ポイント上回っており、この差はさらに広がるとの見方がある。
2024年後半にも、テックが急騰を主導した後、短期のもみ合い(調整局面)に入る似た動きがあった。上昇が「驚くほど速い」局面では、インプライド・ボラティリティ(市場が織り込む将来の価格変動の大きさ)が高くなりやすく、VIX指数(S&P500の予想変動率を示す、いわゆる恐怖指数)も18を上回って推移している。こうした環境では、アウト・オブ・ザ・マネー(現時点では権利行使しても得にならない水準)のプット・スプレッド(プットを売り、より低い行使価格のプットを買って損失を限定する戦略)を売り、プレミアム(オプション料)を受け取りつつ強気見通しを示す手法が選択肢となる。