米週次API原油在庫、810万バレル減―予想の280万バレル取り崩しを上回る

    by VT Markets
    /
    May 6, 2026

    米国石油協会(API)が発表した米国の週間原油在庫は、5月1日までの1週間で810万バレル減少した。市場予想は280万バレルの減少だった。

    実績の減少幅は予想を530万バレル上回った。これは当該週の米国の原油在庫(貯蔵されている原油の量)を示すデータである。

    原油在庫の大幅減少は需給逼迫を示唆

    今回の原油在庫が810万バレル減少したとの報告は、予想の約3倍に近い大きさで、相場の押し上げ要因(強気材料)となり得る。需要が想定以上に強い可能性があり、需要期の前に供給がタイト(需給が締まる状態)になっていることを示すシグナルといえる。

    背景として、製油所が夏場のガソリン生産に向けて稼働を引き上げている可能性がある。米国の製油所稼働率(設備がどの程度稼働しているかを示す割合)は91.8%まで上昇し、年初来で最も高い水準となっている。稼働率の上昇は原油の投入量増加につながり、在庫を押し下げやすい。さらに、AAA(米国自動車協会)がメモリアルデー連休の旅行者数が過去最高になる見通しを示しており、ガソリン需要の増加観測が製油所の稼働を後押ししている可能性がある。

    価格上昇を見込む取引としては、WTI原油先物(米国の代表的な原油指標を対象とする先物)の2026年7月または8月限に対するコールオプション(将来、あらかじめ決めた価格で買う権利)の購入が一案だ。上昇局面の利益を狙いつつ、損失を支払ったプレミアム(オプション代金)に限定できる。

    より低コストを重視するなら、ブル・コール・スプレッド(安い権利行使価格のコールを買い、同時に高い権利行使価格のコールを売る組み合わせ)も選択肢となる。初期費用を抑えられる一方、利益と損失の上限があらかじめ決まるため、値上がり局面を限定的なリスクで狙う手法だ。

    現在の需給の引き締まりは、2025年の多くの局面で見られた状況とは異なる。当時は在庫の積み上がり(在庫増)が価格上昇を抑えやすく、景気見通しの弱さも重しとなっていた。今回の在庫減少ペースは、2025年後半に見られたものより強い。

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