ディズニー株の株価動向を、月足(1か月ごとのチャート)と週足(1週間ごとのチャート)でエリオット波動理論(相場の上昇・下落が一定の波の形を繰り返すという分析手法)に基づいて説明している。現在のディズニーは、長期の調整局面である第(II)波(大きな下落による調整)が終盤にあり、新たな上昇波の始まりに近い位置にあるとされる。
第(I)波の高値の後、株価はabcの3段階の下落(a=下落、b=戻り、c=もう一段の下落という典型的な調整パターン)として整理されている。波aは急落、波bは反発したものの高値更新には至らず、波cはより長く、緩やかな下落だった。
波cの領域は、フィボナッチ(値幅の比率から支持・抵抗を推定する手法)による支持帯(下値を支えやすい価格帯)である約40~85ドルと関連づけられている。週足では、この下落が完了したabcパターンとして説明され、第(II)波とラベル付けされている。安値付近では下落の勢い(下方向への力)が弱まっている点も指摘する。
週足チャートでは、新たなI-II構造(上昇の初動=I、その後の押し目=IIという形で、上昇が本格化する前に見られやすい型)の可能性にも触れている。安値が切り上がっており、無効化水準(この水準を割ると想定した波形が崩れる重要ライン)である約78.85ドルを上回って推移しているという。
株価が約78.85ドルを維持すれば同じ波動カウント(波の数え方)が有効で、これを下回れば見立てに疑義が生じる。次の展開としては、110~120ドル付近の抵抗帯(上値を抑えやすい価格帯)を上抜け、その後に過去の史上最高値を長期的に試す可能性が挙げられている。
長期の調整は終わったように見え、株価は重要な78.85ドルの支持線を上回って底堅い。2025年の強い懐疑論を踏まえつつも、足元の値動きは構造変化(相場の流れが弱気から強気へ移ること)を示唆する。昨年後半以降の安定推移が、新たな上昇の土台を形成したという見方だ。
この状況は、コールオプション(一定価格で買う権利)を使って上昇局面の値幅を効率よく狙う案を強く示唆するとされる。新たなインパルス波(勢いのある上昇波)が始まっているなら上昇が速い可能性があり、オプションは資金効率のよい参加手段になり得る。満期は2026年8月や9月など、時間的余裕のある夏終盤の設定を想定している。
コストを抑えたい場合、ブル・コール・スプレッド(コールを買い、より高い行使価格のコールを売って費用を下げる組み合わせ)が有効な戦略になり得る。これにより支払うプレミアム(オプションの代金)を抑えられる一方、利益と損失の上限が決まるため、中間目標への上昇を狙う局面に適する。