豪ドル/米ドルは最近の数年ぶり高値後、RBA政策決定を控えて0.7170近辺まで反落

    by VT Markets
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    May 5, 2026

    AUD/USDは月曜に約0.5%下落し、日中安値0.7150を付けた後、0.7170近辺で取引を終えた。これは、金曜に4年ぶり高値となる0.7225超まで上昇した後、0.7200を下回った流れを受けたもの。

    オーストラリア準備銀行(RBA、豪州の中央銀行)は火曜に政策金利の判断を公表する。先物市場の織り込みでは、政策金利を0.25%ポイント(25bp=金利の単位で0.25%に相当)引き上げ、4.10%から4.35%にする確率が約60%とみられている。

    Rba Policy And Inflation Backdrop

    豪州の3月の消費者物価指数(CPI、物価の代表的な統計)の総合指数は前年比4.6%上昇し、RBAの目標レンジである2〜3%を上回った。トリム平均CPI(極端に上下した品目を除いて算出し、基調的な物価を示す指標)は3.3%だった。3月会合の投票は利上げ支持が5票、据え置きが4票だった。

    米国では、金曜発表の非農業部門雇用者数(NFP、農業以外の雇用増減を示す重要統計)は6万人増と予想され、前回の17.8万人増から減速が見込まれている。失業率は4.3%が予想されている。火曜にはISM非製造業景況指数(サービス業の景況感を示す指数)とJOLTS求人件数(求人の件数を示し労働需給を測る指標)が公表され、その後、水曜にADP雇用統計(民間給与データを使った雇用推計)が続く。

    15分足チャートではAUD/USDは0.7168で、日中始値0.7211を下回って推移し、ストキャスティクスRSI(買われ過ぎ・売られ過ぎを示すオシレーター指標)は45近辺。日足では、50日指数平滑移動平均(EMA、直近の価格に重みを置く移動平均)0.7061と200日EMA 0.6816を上回り、ストキャスティクスRSIは54近辺。

    Options Positioning In A Range Bound Market

    米国の労働市場は、2025年5月時点では雇用増が6万人程度にとどまると見込まれていたが、その後は底堅さが続いた。直近の2026年4月のNFPでは17.5万人増と堅調で、失業率も3.9%と低水準だった。米国の雇用が強いことは米ドルを下支えし、豪ドルには逆風となりやすい。

    AUD/USDは現在0.6650近辺で推移しており、昨年のサポート水準(下値の目安)0.7060を大きく下回っていることから、方向感の乏しいレンジ相場(一定の値幅で上下する相場)とみられる。この環境では、権利行使価格(ストライク)0.6800近辺のアウト・オブ・ザ・マネーのコールオプション(買う権利のうち、現時点では利益にならない水準)を売ることで、プレミアム(オプション価格)を受け取る戦略が考えられる。金融政策の違いが上値を抑えやすく、大きな上昇余地は限られる可能性があるためだ。1カ月物オプションのインプライド・ボラティリティ(市場が見込む価格変動率)は8.5%近辺で、一定のリスクを取る見返りとしては妥当な水準といえる。

    一方、急落を警戒する場合は、プットオプション(売る権利)を買うことで、年初来安値の下抜けに備える方法がある。今後の米国指標が強く、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げ(金融緩和)開始をさらに先送りせざるを得なくなれば、ドル高が進み下落の引き金になり得る。プット・スプレッド(プットの買いと売りを組み合わせて費用を抑える戦略)は、コストを抑えつつ下方向へのリスクに備える手段となる。中央銀行の方向性がより明確になるまでの防御策として有効だろう。

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