タイソン・フーズは米国市場の取引開始前に決算を発表し、1株当たり利益(EPS、企業の利益を発行済み株式数で割った指標)は市場予想を11.59%上回り、売上高も0.18%上振れした。株価は約4%上昇し、66.25ドル前後まで上げた。
タイソンは大手食肉メーカーで、鶏肉・牛肉・豚肉を加工し、小売および外食向けに世界で販売している。66.25ドル近辺は1年以上にわたり上値の壁(レジスタンス、上昇が止まりやすい価格帯)として機能してきた。
この水準は2024年9月と2026年2月に試されたが、いずれも株価は押し戻された。66.25ドルを明確に上抜け、週足(1週間単位の値動き)で終値が上で確定すれば、次の上値の壁は72.83ドルとなる。
72.83ドルをさらに上回る場合、上向きの平行チャネル(一定の幅で右肩上がりに推移する値動きの帯)の中心線(50%の中間ライン)が83.33ドルに位置する。83.33ドルを超えると、株価はチャネル上半分に入ることになる。
上昇が続かず、再び66.25ドルから下落する場合、下値の目安(サポート、下げ止まりやすい価格帯)は60.36ドル。さらに下げれば、チャネル下限は53.85ドルにある。
一方、66.25ドルで再び跳ね返されるとみるなら、プットオプション(将来、あらかじめ決めた価格で売る権利)を買うのが直接的な手段だ。66.25ドルでの「3度目の失敗」は重くなり得るため、2026年6月満期で行使価格(権利を行使できる価格)65ドルのプットは、60.36ドルまでの下落を狙う選択肢となる。過去を振り返ると、2024年9月にも決算後にいったん上昇した後、失速する展開が見られた。