米国株は月曜日、ペルシャ湾からの新たな報道を受け、米国とイランの停戦合意が揺らいでいるとの懸念から下落した。ダウ工業株30種平均は約0.9%安で49,000近辺へ、S&P500種指数は最高値(7,200超)での引けから約0.40%下落、ナスダック総合指数も自身の最高値から約0.40%下げた。
ダウは金曜日の高値(約49,900)から1,000ポイント超下落した。UAE(アラブ首長国連邦)が、イランから発射されたとされるミサイルや無人機(ドローン)に対応したとの報道が材料視された。
ペルシャ湾の緊迫
UAE国防省は、巡航ミサイル4発が飛来し、うち3発を領海上空で迎撃、1発は海中に落下したと発表した。無人機がフジャイラ石油産業地帯に着弾して火災が発生し、作業員3人が軽傷を負ったという。当局は1時間以内に第2波の攻撃があったとも報告した。
原油は上昇。イラン国営メディアが、ジャースク島付近で米軍艦にミサイル2発が命中したと伝えた一方、イラン海軍は米国とイスラエルの軍艦の進入を阻止したと主張した。米中央軍(CENTCOM)は攻撃を否定し、日曜日に発表された「プロジェクト・フリーダム」の下で、米国籍の商船2隻が航行したと述べた。
WTI(米国の代表的な原油先物指標)は約3%高で1バレル105ドル超、ブレント(欧州・中東の代表的な原油先物指標)は5%超上昇して114ドル超となった。両指標とも2週間近く100ドルを上回っている。米3月の製造業受注は前月比1.5%増と、市場予想(0.5%増)を上回った。今週は、JOLTS(米求人件数などを示す統計)、ADP(民間雇用者数の推計)、新規失業保険申請件数、チャレンジャー人員削減数(企業の解雇発表の集計)、FRB(米連邦準備制度理事会)高官の講演が予定されている。市場では今年の追加利上げ・利下げが「なし」との見方が織り込まれている。