ホルムズ海峡の緊張とイランの脅威を背景にドル高進行、GBP/USDは1.3531まで下落

    by VT Markets
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    May 4, 2026

    GBP/USDは月曜日、中東情勢がホルムズ海峡付近で緊迫化したことを受けて下落した。1.3531と、0.34%安だった。

    イランのメディアは米国の船舶が標的になったと伝えた一方、Axiosは米政府高官が攻撃を否定したと報じた。イランのメディアはまた、ホルムズ海峡に入ろうとする米海軍の駆逐艦に「警告射撃」を行ったとされる映像も公開した。

    地政学リスクの高まりでドル高

    米指標では、3月の製造業受注(工場受注)が前月比1.5%増となり、市場予想(0.5%増)を上回った。2月は0.3%増だった。米ドル指数(複数の主要通貨に対するドルの強さを示す指数)は0.19%高の98.39。英国市場は祝日で休場だった。

    UAEは、イランのドローン(無人機)攻撃による石油関連施設の火災を報告し、WTIなど原油価格を押し上げた。報道では、WTIと米ドルには「正の相関」(一方が上がるともう一方も上がりやすい関係)があるとされた。

    今後の予定は、ニューヨーク連銀総裁ジョン・ウィリアムズ氏の講演と、火曜日のISM非製造業(サービス)PMI(購買担当者景気指数=企業の景況感を示し、50を上回ると拡大、下回ると縮小の目安)。英国の主要経済指標の発表は週前半2日間は予定されていない。

    テクニカル面では、GBP/USDは1.3532近辺で推移し、単純移動平均線(SMA=一定期間の終値の平均)である1.3413付近を上回った。上値の目安(レジスタンス)は1.3920および1.3869付近、下値の目安(サポート)は1.3413付近、その後は1.3035、1.2885が挙げられた。

    オプション動向と変動性のリスク

    ホルムズ海峡で緊張が高まるなか、市場では典型的な「リスク回避(安全資産への資金移動)」が進み、米ドルが上昇している。同海峡は重要な「チョークポイント(輸送・供給の要所で、遮断されると影響が大きい地点)」で、世界の石油消費のおよそ5分の1が日々通過する。ここでの混乱は、今後数週間にわたり「避難先資産」としてのドル需要が続く可能性を示す。

    WTI原油(米国産指標原油)の急騰がドル高を直接促している。米国が主要なエネルギー生産国としての地位を固めたことで、この連動は強まりやすい。過去の原油高局面と異なり、原油高が米国経済に実質的な追い風になり得て、ドル(グリーンバック=米ドルの俗称)を支えやすい。こうした環境への対応として、原油のコールオプション(将来、決められた価格で買う権利)や、米ドルに連動する資産のコールオプションが選択肢になる。

    ポンドは、ドル高に加え、英国市場が休場で流動性(取引のしやすさ)が低下しやすく、売りの標的になりやすい。2022年に見られたエネルギー価格高騰局面では、エネルギー輸入への依存が通貨の重荷となり、ポンドに下押し圧力がかかった。GBP/USDは一段安も想定され、プットオプション(将来、決められた価格で売る権利)で1.3413のサポート水準を意識した戦略が考えられる。

    市場の変動性(価格の振れやすさ)は大きく上昇する可能性がある。VIX(CBOEボラティリティ指数=S&P500の予想変動率を示す「恐怖指数」)が直近平均の14を上回る場面もあり得る。これは、オプション・プレミアム(オプション価格、権利の代金)が全体的に上がりやすいことを意味する。値動きが荒くなることを前提に、インプライド・ボラティリティ(IV=市場が織り込む将来の変動予想)の上昇が追い風となる戦略の検討が必要となる。

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