ソシエテ・ジェネラル、英スターマー党首に地方選リスク高まると警告 低調な結果なら9月に先送りされた党首交代要求が浮上も

    by VT Markets
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    May 4, 2026

    ソシエテ・ジェネラル(フランスの大手銀行)のエコノミストは、5月7日の地方選挙を前に、キア・スターマー首相を巡る政治リスクが高まっていると報告した。選挙結果が弱ければ党首交代を求める動き(党内で首相の交代を迫る動き)が起き得るとし、時期は9月の党大会までずれ込む可能性もあるという。

    スターマー首相は、ピーター・マンデルソン氏の駐米大使任命を巡り、議会を誤解させた疑いがあるとして「調査すべきか」を問う議会採決に直面したが、結果として乗り切った。賭け市場では、2026年末までにスターマー首相が退任する確率(市場参加者が価格に織り込む見込み)を約66%としている。

    地方選挙を前に政治リスクが上昇

    報道では、地方選挙後に内閣改造(閣僚の入れ替え)が行われる可能性が取り沙汰されている。同行のノートはまた、明確な後継候補が見当たらない点にも触れ、党首交代の動きのスピードに影響し得ると指摘した。

    スターマー首相を巡る政治リスクの高まりは、2025年5月の地方選挙前にも見られた構図に近い。次の地方選挙が今週木曜(5月7日)に控えるなか、市場は選挙後の影響を警戒している。労働党が振るわなければ、党首交代論が一気に強まる可能性がある。

    こうした不透明感を受け、英国資産のインプライド・ボラティリティ(オプション価格から逆算される「先行きの値動きの大きさ」)が上昇している。FTSE100のボラティリティ指標であるVFTSE(FTSE100に連動するオプションから算出される変動性指数)は15.2まで上がり、投票を前にした市場の警戒感を示す。過去には、政治要因の不安が急激で読みづらい相場変動につながった例も多い。

    為替ではポンドの動きが焦点となる。GBP/USD(ポンド/米ドル)の1カ月物オプションのボラティリティも上向いており、相場は1.2500を上回って維持しづらい状況だ。政府にとって不利な結果が示唆されれば、ポンドが短時間で売られる展開もあり得る。

    市場の変動に備える戦略

    この環境では、国内景気や英国要因の影響を受けやすいFTSE250(英国中型株指数)に関するオプション取引が選択肢となる。多国籍企業比率が高いFTSE100より、英国政治の混乱に敏感になりやすいからだ。例えばストラドル(同じ満期・同じ権利行使価格のコールとプットを同時に買い、上にも下にも大きく動けば利益を狙う手法)は、選挙結果が二者択一になりやすい局面での戦略として考えられる。想定外の安心感による急反発(リリーフ・ラリー)でも、政治危機による下落でも値動きが大きければ収益機会となる。

    最近の世論調査では、労働党の全国支持率リードが、1年前の20ポイント超から12ポイントまで縮小している。これは党首交代リスクの現実味を補強する材料だ。2022年の「ミニ予算(小規模な財政案だが市場への影響が大きかった施策)」後に市場が混乱した例を見れば、英国の政治不安定が国債(ギルト:英国政府が発行する国債)やポンドに打撃を与え得る点は明らかだ。仮にスターマー首相への挑戦が起きれば、規模は小さくても同種のショックになり得る。

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