USD/CAD(米ドル/カナダドル)は2日続伸し、週明け月曜のアジア時間に1.3590近辺で推移した。原油安を背景にカナダドルが弱含んだ。
WTI(米国産原油の代表指標であるウエスト・テキサス・インターミディエート)は1バレル=98.50ドル前後で取引され、3日連続で下落基調となった。原油相場は、ブルームバーグが日曜に報じた「ドナルド・トランプ氏が、ペルシャ湾で足止めされた中立国の船舶を、月曜からホルムズ海峡経由で誘導し始めると述べた」との内容を受け、上値が重くなった。
ホルムズ海峡の緊張
イランの国会(議会)で国家安全保障・外交政策委員会の委員長を務め、革命防衛隊(IRGC:イランの軍事組織)の元司令官でもあるエブラヒム・アジジ氏は、ホルムズ海峡における新たな海上管理の枠組み(海上交通を管理する仕組み)に米国が関与すれば、停戦違反と見なされると述べた。さらに、ホルムズ海峡とペルシャ湾は言葉だけで済む場所ではないとも主張した。
USD/CADの上昇余地は限定的との見方も出た。安全資産(有事に買われやすい資産)需要の後退で米ドルが軟化し、米国とイランの和平に向けた動きが続いているためだ。イランでの戦闘は3カ月目に入り、ブルームバーグによれば、トランプ氏はテヘランの最新の和平提案が期待に沿わない可能性を示唆したという。
アクシオスは関係者の話として、イランが協議に「1カ月の期限」を提案したと報じた。目的は、ホルムズ海峡の再開と、米海軍による海上封鎖(軍事力で航行を制限する措置)の終了、さらにイランとレバノンでの戦闘終結だとされる。