東京市場での介入観測を受けた先の売りの後、GBP/JPYは買い手が100日移動平均線(SMA)を守る中、小幅反発

    by VT Markets
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    May 1, 2026

    GBP/JPYは金曜日、円安を抑えるために東京当局が2日連続で市場に介入したとの見方が広がり、序盤の下落から反発した。安値211.81を付けた後に213.42近辺で推移し、週足では4週間ぶりの下落で週を終える見通しとなった。

    介入について公式な確認はない。ただ、USD/JPYが一時160を上回った後、当局は木曜日に「最終」警告を発した。GBP/JPYは前日、数年ぶり高値の216.60近辺から210.45前後まで下落した。

    日足チャートのシグナル

    日銀と主要中銀の大きな金利差が、引き続き円の重しとなった(※金利差=通貨を保有した際に得られる金利の差)。直近の値動きと勢いを示す指標が弱含み、短期的な下押し圧力を示唆した。

    日足では、GBP/JPYは100日SMAと200日SMAを上回って推移した(※SMA=単純移動平均線。一定期間の平均値でトレンドをみる指標)。RSIは40台半ばに低下し、MACDはマイナスに転じた(※RSI=買われ過ぎ・売られ過ぎをみる指標、※MACD=移動平均の差で勢いと方向をみる指標)。

    上値抵抗は214.50近辺。日足終値で上回れば216.60方向が意識される。下値支持は100日SMAの211.89、次いで200日SMAの206.74。

    2025年4月下旬を振り返る

    2025年4月下旬と似た動きが出ている。当時も、日本当局が介入したとの観測が広がり、GBP/JPYは216.60近辺から急落した。その後、財務省データで2025年4〜5月の介入額が約9.8兆円と確認されたものの、円高効果は一時的だった。

    1年後も、材料は大きく変わっていない。日銀の政策金利は0.1%にとどまる一方、英中銀は4.75%で、金利差が大きい(※政策金利=中央銀行が金融政策で誘導する金利)。この差がポンド保有を有利にし、円売り圧力を生みやすい。GBP/JPYは高値圏で推移し、当局の追加対応への警戒が続く。

    デリバティブ取引では、介入警戒による変動率の上昇が焦点となる(※デリバティブ=先物・オプションなど、価格変動を利用・ヘッジする金融商品)。USD/JPYが162近辺をうかがう中、GBP/JPYの1カ月インプライド・ボラティリティは今週、平均9%から14%超へ上昇した(※インプライド・ボラティリティ=オプション価格から逆算される将来の変動予想)。

    こうした環境では、GBP/JPYのプット(売る権利)を買ってロング(買い持ち)を守る、または急落に備える戦略が有効となる(※プット=下落時に利益が出やすいオプション)。変動率上昇でオプションは割高になりやすいが、損失を限定しつつ急変に備えられる。東京当局の強い円買いが出た場合に備え、権利行使価格は215を下回る水準が意識される。

    一方、インプライド・ボラティリティが高い局面では、オプション売りでプレミアム(受取料)を狙う選択肢もある(※プレミアム=オプションの代金)。ただしリスクは大きい。例えばアウト・オブ・ザ・マネーのコール(買う権利)スプレッド売りを検討する手もある(※コール=上昇時に利益が出やすい、※スプレッド=複数のオプションを組み合わせて損益を調整)。ただ、上昇基調が強く、介入が出なければ上昇で損失が拡大しやすい。

    昨年意識された支持帯も心理的に重要だ。212.00を割り込むと、介入の影響が強いことを示す。2025年と同じように買いがこの水準を守るかどうかが、下落が短期調整で終わるのか、下げが深まるのかを左右する。

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